紅葉から辿る『るろうに剣心』のルーツ
すっかり季節は秋となり、紅葉の時期となりました。
新潟にも紅葉スポットがたくさんありますが、その中のひとつに「越路(こしじ)」があります。
真っ赤に染まった紅葉を見るために毎年たくさんの人々が訪れる有名な場所です。
そしてこの越路は「るろうに剣心」で有名な漫画家和月伸宏氏の育った地であること、そして新潟の地域はキャラクターの名前の由来になっていることはご存知でしょうか?
第8回目は紅葉から辿る『るろうに剣心』のルーツをレポートします!
るろうに剣心とは
1994年から1999年に「週刊少年ジャンプ」で連載していた明治時代を舞台にした漫画です。
アニメ、ゲーム化もされるほどの人気作品で、実写映画も放映されました。
越路(こしじ)とは
新潟県長岡市にある地域で、ほたるが住む自然豊かな美しい場所です。
もみじ園は秋になると一番賑わいを見せます。
明治時代に作庭された国登録有形文化財「巴ヶ丘山荘(ともえがおかさんそう)」も眺めることができます。
過去にはこの建物内でるろうに剣心の原画展も開催されていました。
[写真]越路もみじ園 巴ヶ丘山荘(令和2年11月撮影)
[写真]越路もみじ園 庭園(令和2年11月撮影)
この越路のもみじ園にはるろうに剣心のキャラクターパネルボードがあります。
[写真]越路もみじ園 休憩所 入り口(令和2年11月撮影)
[写真]越路もみじ園 休憩所 緋村剣心パネルボード(令和2年11月撮影)
[写真]越路もみじ園 休憩所 神谷薫(写真左側) 明神弥彦(写真右側)パネルボード(令和2年11月撮影)
和月伸宏氏について書かれた記事も掲載されており、地元の人から親しまれていることが伺えます。
[写真]越路もみじ園 休憩所 掲載記事(令和2年11月撮影)
また室内にはサイン色紙も飾られているので、るろうに剣心のファンには必見です。
るろうに剣心に登場するキャラクターの名前
るろうに剣心のキャラクターの名前は新潟の地名や場所が使われています。
パネルボードのキャラクター「神谷薫」は長岡市にある神谷地区から、「明神弥彦」は弥彦村が名前の由来です。
ほかにも燕、三条、月岡、魚沼、柏崎、巻、小国など新潟を知っている人ならピンとくるものが数多くあります。
新潟の様々な地域が名前に組み込まれているので、一度調べてみると面白いかもしれません。
今年でるろうに剣心は25周年!
昨今の社会情勢により延期されていた展覧会が困難を乗り越え、無事に東京で開催されることになりました。
公式WEBサイト:るろうに剣心展
和月伸宏氏が本展覧会にあわせて特別に描きおろした二枚を特別公開するそうです。
併せて岐阜県関氏の無鑑査刀匠、尾川兼國(おがわかねくに)氏の作品である「逆刃刀・真打」も特別に展示されるとのこと。
るろうに剣心のファンにはもちろんのこと、刀剣ファンにも見応え抜群な内容です。
今後は新潟でも開催される予定になっています。
まとめ
新潟の越路で育った、和月伸宏氏から誕生した「るろうに剣心」は今もなお愛され親しまれている作品です。
新潟にルーツがある作品は同じ新潟県民として嬉しい気持ちが溢れてきます。
25周年記念の展覧会も楽しみですね。
この先も長く「るろうに剣心」を新潟の地域の特色とともに楽しめたらいいなと思いました。