一生大好きなモノの1つなるといいな
流行にまったく乗れておらずなのですが、「鬼滅の刃」は本当に大人気なんですね。
11月初め頃ですが映画館行ったら、ドリンク売り場に人がいっぱい!鬼滅の上映劇場には長蛇の列!!子どもうろちょろ!!!
世代を問わず愛されている作品だなぁとしみじみ感じていました。
また、子供と言っても中には小学校低学年や未就学児の姿もちらほら。
「ストーリーわかってるのかな…?」と横目で見つつも、ふと「自分のちびっこ時代も同じだったかも…」と思い出してしまいました。
保育園の年中・年長の頃、私はジブリの映画「風の谷のナウシカ」にものすごくドハマりし、狂ったように録画ビデオを見ていました。
今思うとストーリーはまったくと言っていい程わかっていなかったです。
ナウシカがメーヴェ(飛行機)に乗るシーンやユパ様の剣術がかっこいい!
腐海の森の世界や劇中の音楽が好き!
…etcくらいだったと思います。
でも大人になってからナウシカを見ると、全編の内容は覚えてはいるものの、ストーリーや登場人物たちの心情がちゃんと分かるようになって、ちびっこの頃とは違い、登場人物の状況に胸を痛めたり、クライマックス〜エンディングでは感極まって涙が出てきます。
さらに今年は映画館でも見ることができたので、より物語に入り込める感覚やTVでは気づかなかった絵や音、空気感なども味わうことができて、また違った見方を体感できました。
小さい頃から見ていたおかげで、3つの違う見方(子供の頃・大人・映画館)を楽しむことができたのです。
そして今は「これは一生大好きな作品だ!」と感じるまでに至りました。
今「鬼滅の刃」を見ているちびっ子たちも大人になって見返したとき、今と違う見方で見れて「鬼滅の刃」一生大好きな作品になる子もいるのかもしれません。
我が家にも周りにも子どもがいる家庭が少なく、今の子どもの実態はあまりわかっていないのですが、コロナの状況で学校に行けなかったり友達と遊べなかったり、いじめが増えたりなど、ニュースを見て子どもたちは大人以上に大変なのかもしれない、と辛く思ってしまうことあります。
今の状況だからこそ「鬼滅の刃」など自分の好きなものを思う存分楽しんでほしいし、それが一生大好きなものの1つになるといいなと、子どもたちが楽しくに暮らせるようになってほしいと願っています。
「大好きなものが1つあるだけで、生きるの楽しかったり辛いことがあっても乗り切れたりするんだよ〜」
と映画館で通り過ぎるちびっ子たちを見て思い、脳内でおせっかい説教おばちゃんモードになっていました。