間違いを正すだけじゃない
久々にちょっとばかりの休暇が取れたので、足を伸ばして温泉へ行ってまいりました!
ちょうど紅葉が見頃を迎えており、この時期ならではの色とりどりな景色も見られて、いい気分転換になりました。
おいしいランチに舌鼓をうち、温泉で日頃の疲れを取り、帰りに売店でお買い物に行こーウッキウキ!
と、浮かれた気持ちで売店行き、ふと見た店頭商品のポップに目を疑いました。
あれ?ちょっと…日本語おかしなことになってない?
例えるなら 「クレンジングオイル」と記載されるべきところが「クレンシングオイル」となっていた、というような間違いポップが見受けられました。
最初は「やっちまってるねー。増税もあったから仕方ないのかな?」と、ちょっと苦笑いで過ぎ去ろうとしましたが、同じような間違いが他にも見つかり、次第に「そこそこおしゃれで品のある温泉宿なのに、こんなに間違ってたら良くないんじゃないか…」とホテルの雰囲気に釣り合ってない違和感を感じました。
「誤表記は間違った情報を与えるだけでなく、ブランド力も下げる」
誤字表記を見ていてこの言葉が頭の中に浮かび、ハッとしました。
校正の仕事は、間違った情報が世の中に出回ってトラブルにならないように、間違いを正していくだけでなく、正しい情報を発信できるようにすることでお店や企業のブランド力や信用も副次的に守っているんですね。
普段何気なしに赤字をサクサク入れてましたが、校正の役割の重要性に気づかされました。
(某5才児に「ボーッと生きてんじゃねえよ!」と叱られそうです)
最近はSNSで大手企業の誤字ポスターを見かけることもありますが、嘘かホントかわからない部分もあって「やっちまったなー」と笑い飛ばしてました。けれども、こうやって間違いを直接目の当たりにしてみると、「自分もこういう間違いを見落とさずにいるのだろうか…」と他人事ではないとヒヤリとします。
仕事のことを忘れてパァァァ!っとリフレッシュするつもりが、身が引き締まる思いをして帰宅しました笑。
追記:道中で雪虫(雪が降る前に飛び交う小さい羽虫)を今年初めて見かけましたが、例年よりデカい気がして、ちょっとゾワッとしてます。