猫は何歳まで生きるの?
先々月の9月17日、うちの愛猫の〈サラ〉(写真)が目出度く20歳の誕生日を迎えました。一応、血統書付きのロシアンブルーなので、平成12(2000)年9月17日と、誕生した日もちゃんとわかるのです。 昭和時代の猫といえば、室内飼いはまだ珍しく、飼い猫でも家の外を自由に行き来し、10年も生きれば長生きだといわれていました。でも時代が平成になり、特に都市部では、猫は室内飼いするのが一般的になって、猫の寿命も延びています。 2019年に行われた「一般社団法人ペットフード協会」の調査によると、猫の平均寿命は15.03歳にまで伸びているそうです。10歳が〈長生き〉といわれていた昭和の時代からすればとんでもなく猫は長生きになったようです。 現在、長寿猫のギネス記録は、38歳。アメリカのテキサス州に住んでいた〈クレームパフ(シュークリームという意味)〉ちゃんというメス猫だそうです(猫種不明)。 そもそも猫の年齢って、人間に例えたらどうなるんでしょうか。一般的には、生まれてから1年(1歳)で、人間の20歳程度に相当するといわれます。それ以降は1年で人間の4歳に相当するそうです。その方法で算出すると、20歳になったうちの〈サラ〉ちんは、20+4×19=20+76で、96歳ということになります。スゴイ! ではギネスに認められた最高長寿猫、38歳まで生きたアメリカの〈クレームパフ〉ちゃんは、どうなるのでしょう。20+4×37=20+148で168歳ということになります。これまたスゴ過ぎる。 日本でも100歳まで生きる人が特別視されることがなくなってきましたが、20歳まで生きる猫も珍しくなくなっているようです。猫も21歳まで生きると、人間でいう100歳です。うちの〈サラ〉ちんは、あと1年です。あと1年で100歳です。 88歳は「米寿」、90歳は「卆寿」、99歳は「白寿」の祝いといいますが、100歳は「百寿」とか「紀寿」とかいうそうです。ちなみにその上もあります。108歳は「茶寿」、110歳は「珍寿」「椿寿」、111歳は「皇寿」、120歳は「大還暦」というそうです。 この120歳、60歳「還暦」の2倍まで、長寿を表す言葉が存在するのは、意味があるそうです。人間は、生物学的には120歳まで生きることが可能だからだそうです。まあ、普通にストレス社会で生きていれば120歳まで生きることなないでしょう。ちなみに人間の120歳に相当する猫の年齢は、100歳が21歳でしたから、21+20÷4で26歳ということになります。う〜ん、あと6年か。うちの〈サラ〉は自分勝手で超ワガママな性格をして、飼い主の人間のことなんて何にも気にしていません。つまりストレスなしです。これが長寿の秘訣のようなので、ひょっとしたらあと6年。人間の限界の120歳まで生きるかもしれなませんね。