WEB・モバイル2021.01.04

ハーバルセラピストの推しハーブ 免疫力の「エキナセア」

Vol.9
編集者・シニアハーバルセラピスト (JAMHA認定)
メディカルハーブライフ
二橋彩乃

 

昨年に続き、コロナにインフルエンザ、やがて始まる花粉症と、
まだまだ続く厳しい寒さの中で、感染予防や体調管理が大切な時期。

この時期に特に推したいハーブといえば、
「免疫力のハーブ」として有名な「エキナセア」だ。

エキナセア

 

主な産地は主に北米大陸の中央部。
夏に赤紫色の花を咲かせるキク科の多年草だ。

エキナセアは、かつて、北米の先住民が、蛇に咬まれた傷口を癒したり、
熱病などに用いたりした歴史あるハーブである。

塗り薬やハーブティーなど、外用でも内用でも使える便利なハーブだ。

戦後、ドイツを中心にエキナセアの科学的な研究が進められ、
免疫力活性化や、抗ウイルス作用が認められた。

現在は、感染症の予防のほか、風邪やインフルエンザ、尿道炎などの感染症、
治りにくい傷や、ニキビなどの肌トラブルにも用いられている。
(ただし、自己免疫疾患など進行性疾患には用いてはいけない)

そこで、予防対策や風邪のひき始めに活用したい、
エキナセアのブレンドティーをご紹介したい。

いろいろなハーブをたくさんブレンドするのも楽しいが、
2種類からでも、免疫アップのハーブティーは簡単に作れる。

 

<エキナセア+レモンバーム>
風邪のひき始めに、発汗作用もあるレモンバームとブレンド。
身体をあたため免疫をアップさせる。

レモンバーム

 


<エキナセア+ローズヒップ>
ローズヒップでビタミンCを補給しながら、抗ウイルス対策に。

ローズヒップ

 


<エキナセア+タイム>

咳や気管支炎などに有効なタイムと一緒にブレンドして、免疫力アップに。

 

とにかく乾燥する時期。
こまめな手洗い・うがいとともに、喉が乾く前の水分補給がとても大切だ。

忙しい人ほど、お茶やコーヒーの代わりに、毎日一杯からでもハーブティーを習慣にして、
ぜひ、身体の調子を整えてほしい。

プロフィール
編集者・シニアハーバルセラピスト (JAMHA認定)
二橋彩乃
2つの出版社でデザイン、アート、生活実用など多ジャンルの編集経験を経て独立。独立後の仕事に『使える禅』(編集・執筆/朝日新聞出版)、『美術館&博物館さんぽ』(編集/ぴあ)、雑誌「セラピスト」(取材・執筆/BABジャパン)など。現在は主に占い系メディアで執筆中。植物の魅力を広めるべく、ハーバルセラピスト、シニアハーバルセラピスト、メディカルハーブコーディネーターと3つの資格を取得して活動中(すべて日本メディカルハーブ協会認定)。

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