旅は続く「サンティアゴ」巡礼の道

東京
カメラマン、ライター、社会人兼旅人
社会人兼旅人の旅空
鈴木勝彦

スペイン。聖地サンティアゴ。
ここにはヨーロッパ中から巡礼者がやってくるキリスト教の聖地。
エルサレム、バチカンと並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつでもあり、世界遺産に登録されているサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の終着地でもある。
日本で言う四国遍路のキリスト版といえる。

自分もキリスト教徒ではないが、5ヶ月に及ぶアジア〜ヨーロッパの旅の終点が自然とここになった。

少しばかりサンティアゴ巡礼の道を辿ってみる。
数多くの巡礼者が続々とサンティアゴへ到達する。
ひとりで。仲間と。夫婦で。みんなで。歩きで。自転車で。
それぞれの思いを持ってやってくる。

自分の旅も巡礼だとしたら、どこから始まったんだろう?
スペインに入ってからか。
日本を飛び立った日か。
セブ行きの航空券を買った日か。
会社に退職を告げた日か。
もっと昔からか。

なんにせよサンティアゴまで来たのは、ひとつの区切りであって、この旅が自分への巡礼の旅だとしたら、この先の人生も巡礼はどんなかたちであれ続くだろう。
自分も前を通過していった巡礼者と変わらないのだと思う。そしてここへ辿り着いた。

みんな自分自身への巡礼者なのだ。

プロフィール
カメラマン、ライター、社会人兼旅人
鈴木勝彦
千葉県市原市出身【Portfolio : https://ienekoyamaneko.wixsite.com/k-suzu】

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