キャラクターに見るイメージの力
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緑と黒の市松文様です。
これを見て何を連想しましたか?
先日最終話を迎えた漫画「鬼滅の刃」を連想した人が一定数いるのではないでしょうか。
この漫画を知っている人は恐らく全員が主人公の竈門炭治郎 (かまどたんじろう)を思い起こした事でしょう。
話題の作品なので、至るところでコラボ商品なども見かける事ができます。
今日は鬼滅の刃を軸とした「イメージの力」をテーマに書きたいと思います。
キャラクターを印象付けるアイテム
さて、市松と炭治郎の関係について説明します。
主人公炭治郎が緑×黒の市松文様の羽織を身に付けてるのです。
奇抜というかかなり印象に残るカラーリングです。
実はこれキャラクターデザインの上で非常に重要なことで、多くのヒット作品は「キャラクターを象徴するアイテム」が描かれています。
例えば、ONE PIECEの主人公モンキー・D・ルフィと言えば「麦わら帽子」。
そこにルフィが描かれていなくても、赤い麦わら帽子を見ればそこにルフィの面影を見る事ができます。
文字よりビジュアルの方が、印象に残りやすいと言われています。
鬼滅の刃を読んだことがない人でも、コンビニなどでコラボ商品を見かけると、「緑の市松は鬼滅の刃」と覚える可能性が高いのです。
実際のところ、実は私も鬼滅の刃を読んだことがありません。
ざっくりとした概要を伝えられ、おススメされる機会はあったのですが未読なのです。
それでも緑の市松は鬼滅の刃の主人公だと分かります。
これがキャラクターデザインの上で非常に重要なことなのです。知らなくても分かるという。
炭治郎の市松文様をきっかけに他のキャラクターにも象徴的な和柄があるのでは??と気になりました。
恐らくあるのですよね?未読なので名言はできませんが、炭治郎の妹は麻の葉文様を身に付けているのだと推測します。
(ローソンでそのような商品を見かけました。)
そう言えば人気ゲーム、「刀剣乱舞」でも各キャラクターの家紋があって、コラボアイテムが販売されていた気がします。
キャラクターが描かれた商品を持つのは恥ずかしくても、文様や家紋としてファングッズがあるのは良いですね。
家紋は元々、遠くからでも識別しやすいデザインとして作られているので、キャラクタービジネスをする上でも相性が良いのです。
鬼滅の刃や刀剣乱舞のキャラクターをきっかけに文様や家紋に興味を持つ人もいる事でしょう。
私のように、文様をきっかけに作品に興味を持つ人もいるでしょう。
どちらにせよ、娯楽を通して日本文化を楽しめるのは良い事だと改めて思いました。
鬼滅の刃、読んでみようっと!