天津飯、をかし!

新潟
ライター&コピーライター
いと、をかし。
丸山智子

 

今回のテーマは、ちょっと思いがけない日本の食文化「天津飯」。

 

 

中華料理店でよく見かける、ご飯の上にかに玉が乗り、その上にさらに餡をかけた天津飯。てっきり中華だと思っていたら、かに玉自体は中国の料理なのですが、実は紛れもない「日本発」の料理なのです。

 

発祥は諸説あり、1910年に創業した浅草の中華料理店来々軒が「早く食べれるものを」と言われて作った説と、戦後間もない大阪の中華料理店大正軒が、中国の天津市の食習慣でご飯の上にいろんな料理をかけて食べていたところから考案した説があります。

 

 

あんは関東が甘酢あん、関西が醤油あんという特徴もあったり。

書きながら天津飯を食べたくなって、テイクアウトのネット注文をしたら、確かにあんが「甘酢」「塩」「京風」から選択できました。

 

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ハイグレードストア

 

他にも中華丼や冷やし中華も名前に「中華」と付きますが、実はこれらも日本料理。冷やし中華については、もともと中国では冷たい麺料理は一般的ではないそうです。

 

 

さらにはエビチリ、オムライス、石焼ビビンバ、モンブラン、ショートケーキ…「まさか!」と思う日本料理。調べてみると面白いストーリーがたくさん出てきます。

 

天津飯、いと、をかし!

プロフィール
ライター&コピーライター
丸山智子
新潟市出身、進学を機に上京し東京で広告制作会社や編プロなどに勤務。2014年Uターンと同時に独立。新聞、雑誌、WEB、イベント広報等での執筆や、定期的なラジオ出演など。趣味は観劇と、生ハムの原木を一本持ってピクニックをすること。 2020年4月~7月、毎日違うプリンを食べる100日チャレンジ敢行! https://note.com/marutomo025 現在「新潟らしいプリン」開発プロジェクトを立ち上げ活動中! https://bit.ly/3iy7S8d

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