発酵、をかし!
日本の食文化を大きく特徴づけているのが「発酵」!
味噌、醤油、納豆、漬物、日本酒…発酵することで保存性も栄養価も高まるなど、いいことづくめの微生物の働きであり、土地や蔵、家によって微生物の個性も千差万別。同じ作り方、材料を使って作った日本酒でも蔵に住み着いている微生物による発酵力で、違う味になるのです。
地域ならではの発酵食品があるのも特徴で、例えば、私が住んでいる新潟県には、今まさに仕込みの真っ最中であり、多用するシーズンでもある独特の発酵調味料「かんずり」があります。辛さと酸味がある発酵調味料で、大手メーカーのカップ焼きそばやお菓子などにも近年よくコラボしています。
辛いもの好きな方、是非チェック!
かんずり
発酵デザイナーとして書籍の執筆からお店「発酵デパートメント」を作ったり、トークショーをしたり、活躍されている小倉ヒラクさんが、「日本特有の発酵カビ・麹菌は糖分を作る力が強く、酸をあまり作らないため雑菌が混入しやすく、そんな繊細な菌に対して手間を惜しまず技を磨きながら使いこなすことで、日本ならではの発酵文化を醸成し、洗練させてきた」と語られているように、発酵と日本の食文化は密接に繋がっているんですね。(参照:https://discoverjapan-web.com/article/17623)
小倉さんのサイト
▲納豆菌は最強らしく、酒蔵とか行くときは、絶対食べないで来てくださいと言われます。
この寒い季節、あったかーい甘酒もいいですね〜♪酒粕から作った甘酒も、米麹から作った甘酒も、どちらも発酵が関わっており、美味しさはもちろん、「飲む点滴」とも呼ばれる栄養素の高さも注目です。
https://haccomachi.jp/column/439/
発酵と一緒に、寒い冬を美味しく元気に乗り切りましょうー!