点字ブロック、をかし!

新潟
ライター&コピーライター
いと、をかし。
丸山智子

「日本文化!?」と思われるかもしれませんが、点字ブロックは、実は日本発祥もアイテムなんです。

「世界に広まっている日本発祥の文化」、と言うことで、今回は日本文化に入れてご紹介させていただきます(笑)。

 

 

時は1967年、場所は岡山県岡山市、盲学校側の横断歩道。ここに世界初の点字ブロックが設置されました。

開発したのは岡山県の発明家・三宅精一さん。白杖を持って歩道を横断しようとしている視覚障害者の人の目の前を、車が勢いよく走り去った場面を目撃したことを契機に、長年点字ブロックの開発に取り組んできました。

 

 

建築会社に勤めている三宅さんの弟・三郎さんが、「視覚障害者が人間としての自立をするために、単独安全歩行を支えるシステムを日本に導入する」と言う目標を掲げる兄の右腕となり、具現化に尽力。

 

開発された点字ブロックは、当時世界中の専門家から高い評価を獲得しましたが、高度経済成長の真っ只中の日本では福祉への関心が高くなく、なかなか広がりを見せませんでした。

 

その後1970年に高田馬場一帯に採用されたことを契機に、一気に点字ブロックは普及していき、2001年には日本工業規格(JIS)によって形が規定され(線状ブロックが進行方向を示し、点状ブロックが警告を示します)、今では世界中で使用されるまでに普及しています。

プロフィール
ライター&コピーライター
丸山智子
新潟市出身、進学を機に上京し東京で広告制作会社や編プロなどに勤務。2014年Uターンと同時に独立。ライター・コピーライターとして、新聞、雑誌、WEB、イベント広報等での執筆や、定期的なラジオ出演などに携わる。趣味は観劇とプリンの開発、生ハムの原木を一本持ってピクニックをすること。 2020年4月~7月、毎日違うプリンを食べる100日チャレンジ敢行! https://note.com/marutomo025 現在「新潟らしいプリン」開発プロジェクトを立ち上げ活動中! https://www.facebook.com/pg/%E3%83%8B%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%9C-107225947748273/community/?mt_nav=0&msite_tab_async=0

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