宇宙、未来に憧れて『富野由悠季の世界』をみる
今、世の中にはスマートフォンやPC、車など、便利なものであふれかえっています。
昭和の時代では想像や空想でしかなかったものが令和になって普通に使ってる、なんてものもあるかと思います。
そして、さまざまな技術が進化し続けていく中、それでも未来にはもっとすごいものがあるんじゃないかと考えることもあります。
そんな風に期待や憧れの世界を夢見た、とある偉大なクリエイターの作品展が開催されていたのはご存知でしょうか?
第25回目は宇宙、未来に憧れて『富野由悠季の世界』をみるをレポートします!
富野由悠季とは
代表作は『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』『聖戦士ダンバイン』など。
『鉄腕アトム』の制作にも携わっており、日本のテレビアニメの創成期から今日に至るまで活躍しているクリエイターです。
2021年11月4日(木)には令和3年度の文化功労者に選出。
「物事の本質をつく視点で壮大な世界観をもつ作品を創造し、我が国のアニメーション界に新たな表現を切り拓いてきたものであり、アニメーションを文化として発展させた功績は極めて顕著」として顕彰されました。
〈参考〉
ブレンパワード アニメ公式サイト:アニメーション映画監督・原作者の富野由悠季さんが文化功労者に選出!コメント公開!
新潟市新津美術館とは
新潟県新潟市秋葉区にあり、公園に隣接された美術館です。
自然豊かな公園には植物園もあり、四季を感じながら展覧会を楽しむことができます。
入り口を通ると吹き抜けとなっているので、太陽光のやわらかい光が差し込む、気持ちの良い美術館です。
〈参考〉
公式WEBサイト:新潟市新津美術館
展覧会の様子
チケットを購入してすぐ、会場内を進むとハロがいました!
とってもかわいいですね。
「ハロ ハロ ゲンキ! ゲンキ!」という声が聞こえてきそうです。
その先には大きなロボットの模型がありました。
『無敵鋼人ダイターン3』という作品に登場するロボットです。
1978年6月から1979年3月まで放送され、富野由悠季氏が総監督を務めていました。
さらに奥に進むと富野由悠季氏の肖像写真、サイン、コメントのパネルボードが飾られています。
圧倒的な存在感です。
この先は各作品の原画、コンテ絵、デザイン画、イメージボードなどがありました。
ファンの人達にとってはずっと眺めていられるほどの素晴らしい制作物ばかりだと思います。
本気で作品を創り上げてきたクリエイターの、ハイクオリティな制作物を間近で見ることができたのは貴重な経験となりました。
〈参考〉
公式WEBサイト:富野由悠季の世界
まとめ
ロボットやSFが好きな人達、ガンダムシリーズなどを長く愛してきた人達にとって感動する展覧会だったと思います。
デジタル化が進んだ今とは違う、アナログでの制作物は懐かしさを感じるとともにセンスと技術の高さを再認識しました。
こうして長く愛される作品を観て、感じられたこと、日本のクリエイターの力強さを知ることができてよかったです。
未来に憧れる気持ちを忘れずに、夢を追いかけていきたいですね。