フォントの魅力は『違う』こと

新潟
フォトグラファー
Feel Cool NIIGATA
磴 千草

生活の中で切っても切り離せないもの。

今、目の前に見えているもの。

 

言葉を表記する記号として「文字」があります。

そして、その文字をデザインで使う時には「フォント」から選んで作っていきます。

私はこのフォントを見たり使ったりするのが大好きです。

 

今回はフォントの魅力について綴りたいと思います。

第6片はフォントの魅力は『違う』ことです。

 

フォントとは

「同じサイズ、同じ書体デザイン、組版に利用できる共通のデザインのひと揃いの文字の集まり」もしくは「コンピューターで使用される書体データ」のことを指します。

チラシ、ポスター、マンガ、雑誌、WEBデザインなど、様々な媒体で、様々なフォントを見ることができます。

 

フォントの魅力(1)線が違う

すごく細い線でデザインされたフォントもあれば、力強く線がとても太いフォントがあったり、まるまるっとした可愛らしいフォントもあれば、流れるようにやわらかい線で表したフォントがあったりなど、ひとつひとつ形が違います。

ぱっと見ただけで形の違いが分かるものもあれば、よく観察しないと何が違うのか気付かないものもあるので、意識をするとその繊細な魅力に気付かされます。

 

▽線が細く均一なフォント

 

▽太くて力強いフォント

 

▽可愛らしいころっとしたフォント

 

▽丁寧に書かれたような優しいフォント

 

フォントの魅力(2)大きさが違う

同じ数値でフォントを設定しても、形の違いから同じサイズでも大きさが変わるものがあります。

なにかデザインをする時、そのデザインの意図に合わせてフォントサイズを変えるかと思うのであまり影響はないかもしれませんが…。

複数のフォントを使ったり実際に数値を調整している時、フォントの大きさに違いがあることを実感できると思います。

 

▽フォントだけ変えた時の比較

 

フォントの魅力(3)装飾が違う

フォントには印象をがらっと変える、あしらいを施したものもあります。

一般的によく聞くのは「セリフ体」ではないでしょうか。

セリフ(serif)とは線の端に飾りがついているもので、そのセリフを持つものをセリフ体といいます。

その逆に、文字に装飾がないものが「サンセリフ体」です。

この他にも「スクリプト体」という手書きのような表現をしたものや、一目見ればはっきりとした特徴のある「デザイン書体」もあります。

フォントは細かく分類すると多種多様に枝分かれをしていくので、そこがまた魅力のひとつですね。

 

▽セリフ体

 

▽サンセリフ体

 

▽スクリプト体

 

▽デザイン書体

 

まとめ

フォントひとつでデザインや印象を変えるほどの、不思議な魅力があると日々感じています。

違いの魅力にはまってしまうとひたすら好みのフォントを探したり、気になったフォントを見比べたりして時間があっという間に経ってしまいます。

 

少し意識を向けるだけでありふれた文字、フォントには違いの魅力がいっぱいある。

その果てしない魅力をデザインにどんどん活かしていきたいですね。

 

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