鬼滅の刃〜無限列車編〜
こんにちは。Webデザイナーのまめです。
今回は、劇場版鬼滅の刃 無限列車編を見てきたので個人的なレビューをしたいと思います。
※この記事には鬼滅の刃の映画のネタバレが含まれます.
ざっくりあらすじ
炭治郎・ねずこ・善逸・伊之助たちは鬼狩りの任務のために無限列車に乗り込む。
そこで炎柱の煉獄杏寿郎と合流し凶悪な鬼と戦う。
列車に取り付いた鬼は魘夢といい、人を眠らせてどんな夢でも見せられることができる能力をもってる。
自らを列車と融合し列車そのものとなって200人の乗客を人質にとられてしまう。
そんな相手に炭治郎たちが立ち向かっていく。
ざっっくりはこんな感じです。
無限列車編の見どころは前半後半に分かれているので前半後半に分けて話そうと思います。
前半:炭治郎の心
前半で引き込まれたのは主人公の炭治郎でした。
炭治郎は鬼の血鬼術にかかり眠らされて夢を見させられてしまいます。
夢はその人の願望や願いが反映された幸せな世界です。
炭治郎は母親や兄弟姉妹たちと幸せに暮らしている幸せな夢を見せられていました。
現実ではみんな鬼に殺されています。
だけど、夢だと気づいていない炭治郎は「悪い夢でも見ていたみたいだ」と日常を過ごしてしまいます。
ですが、炭治郎の本能が「攻撃されている!起きろ!」と夢の中の炭治郎に呼びかけ炭治郎は現実ではなく夢なのだと確信し覚醒するよう行動します。
「ここに居たいなあずっと」と正直な気持ちを吐露しながらも失ったものはもう戻らないんだと振り切り覚醒し鬼に挑みにいきます。
本当はあったはずの幸せな日常の夢を見せられた後ならば、辛くなって立ち向かえなくなってしまうと思います。わたしなら夢に埋もれてしまうか、現実を思い出して絶望してしまします。
炭治郎の本当に強い真っ直ぐな心にわたしは惹かれました。
後半:煉獄杏寿郎
柱の中でもめちゃくちゃ好きなキャラでした!!!
煉獄杏寿郎は鬼殺隊幹部の炎柱です。
面倒見がよく、正義感にあふれる強い剣士です。
炭治郎たちが魘夢の首を切りに行っている間に、人質に取られている乗客を守るために奮闘し続けました。
炭治郎たちが頑張って2両くらいのところを彼は5両も一人で守りきりました。
結果、200人の乗客は誰一人として死者はでませんでした。
そんな中、突如として上弦の参の鬼の猗窩座 が現れます。(上弦の鬼は幹部くらすに強いやつ)
炭治郎は先の戦いで負傷しており動けません。
猗窩座は煉獄杏寿郎の武勇を讃えて「お前も鬼にならないか」と勧誘してきます。
もちろん煉獄さん一蹴します。
それから激しい攻防戦がはじまります。
この戦いのアニメーションは漫画にはない気迫があって見応え抜群でした!
煉獄杏寿郎の強さは”弱き人を助けるため””弱き人を助けることは強く生まれた者の責務”
そのことを胸に自分の炎を燃やします。
猗窩座はどこまでも己の強さのみに関心をもち、強者だけが生きる価値を持ち弱者は無価値だという思想です。
同じ武の高みを目指す者同士でも考え方は相反します。
力は互角の戦い。ですが、相手は鬼なので傷をつけてもすぐに再生してしまいます。
煉獄さんは左目を失い、肋は折れ、満身創痍です。
ですが、煉獄杏寿郎の炎は消えません。
「俺は俺の責務を全うする!!ここにいる者は誰も死なせない!!」と宣言します。
己の死が迫る中、一切の躊躇や恐怖はありません。
わたしは漫画で読んでいるので結末はわかっているのですが、応援せずにはいられませんでした!
このあと、煉獄さんは致命傷を受けてしまいます。
溝内に腕を貫かれていても最後まで鬼の首に刃を向け続けます。
ですが、朝日が昇りはじめて猗窩座は逃亡します。
逃げる猗窩座に炭治郎が叫びます。
「逃げるな卑怯者!!逃げるなァ!!! いつだって鬼殺隊はお前らに有利な夜の闇の中で戦ってるんだ!!生身の人間がだ!!傷だって簡単には塞がらない!!失った手足が戻ることもない!!逃げるな馬鹿野郎!!馬鹿野郎!!卑怯者!!お前なんかより煉獄さんの方がずっと凄いんだ!!強いんだ!!煉獄さんは負けてない!! 誰も死なせなかった!!戦い抜いた!!守り抜いた!!お前の負けだ!!煉獄さんの 勝ちだ!!」
わたしも炭治郎と同じ気持ちでした。
このあたりでみんな鼻をすすりはじめてた気がします。
その後、煉獄さんが炭治郎に最後に少し話をしようと話しをしてくれます。
煉獄さんのメッセージで一番ここが好きでした。
「胸を張って生きろ
己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと
心を燃やせ 歯を食いしばって前を向け
君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない
共に寄り添って悲しんではくれない
俺がここで死ぬことは気にするな
柱ならば、後輩の盾となるのは当然だ
柱ならば誰であっても同じことをする、若い芽は摘ませない
そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ
俺は信じる、君たちを信じる」
単に武勇的に強くなれ!と言っているのではなく、”胸を張ること”と”前を向くこと”を伝えようとしてくれているのだと思いました。
わたしは鬼殺隊ではないし、そもそもフィクションなわけなのだが、すごく励まされた気持ちになりました。
と、少々熱くなってしまいましたが、とにかく良かったです!!(語彙力w
鬼殺隊は鬼を倒すために戦う話くらいの情報があればアニメや漫画を読んでいなくても楽しめる作品だと思います。
余談ですが、漫画を読み進めていくと猗窩座が人間だった頃の話もあるのですが、それもまた良いです。あの話を見てから映画を見るとまた違った見方もできると思うので2回目以降見ようと検討されている方は漫画も読みすすめることもオススメします!