『将来独立します』と 宣言していました。 で、時期が来たので会社を興した
- 東京
- 有限会社gooya 代表取締役 杉村隆行氏
作るだけではない、サービスを成功させる力がある。
代表取締役の杉村さんは社名について次のように語る。
とにかく、あやかりたいの一心です(笑)。もちろん順番は、野菜のモチーフが先。いろいろ考えているうちにこの発音とアルファベットの組み合わせに行き着きました。アルファベットで登記できるようになったので、先取りしたい気持ちもあった。当初は末尾に“h”をつけてもゴーヤと読めるなとは思いましたが、それはやりすぎだろうと今の形にしたんです(笑)
登記上、新会社設立は昨年10月。実際は、今年1月まで前職をまっとうし、2月から本格的に業務をスタートさせている。活動開始から約半年。事業はきわめて順調だ。
特徴は、Web戦略立案から、サービス構築、デザイン制作、システム開発、運用まで手がけられるところです。インターネットサービスを立ち上げたいというクライアントは数多くありますから、そのニーズに応えていけば、まだまだ伸びると思います。
杉村さんの専門分野はマーケティング。前職の会社ではマーケティングとサービス構築を数多く手がけた。同社で同僚だったシステム開発者/秋葉さんと2人で立ち上げたgooyaがWeb戦略立案から、サービス構築、デザイン制作、システム開発、運用で業績を伸ばすのは、必然的な成り行きとも言える。
最近は運用まで引き受けるという制作会社さんも多いようですが、運用までではまだ、ビジネスの効率は高くないはずです。Web戦略立案から、サービス構築、デザイン制作、システム開発、運用を立ち上げから引き受け、レベニューシェア(※)を契約に盛り込んで初めてサービスの成功から成功報酬を受け取ることができる。当面、そういう案件のストックを増やすことを最大の目標としています。 私たちは、作るだけでなく、導入1年後、2年後の運用ノウハウとサービス構築力があるのが強みです。そこを評価して、パートナー契約を結んでくださるクライアントさんが増えています。
制作するだけでも運用管理を手がけるだけでもなく、成功報酬が入るサービス構築を請け負う。ビジョンとしてかかげるのは難しくはないが、実行するのはたやすくないはずだ。
現在社員数は9名ですが、うち私を含めた3名が営業担当です。システム担当が4名、デザインが2名。現状を分析すると、営業がうまくいっていることが業績向上に直結していると思います。もちろんシステム担当が常に最新の技術を取り入れていることと、デザイン担当が素晴らしい仕事をしてくれていることも業績に貢献しています。
デザインコンペには参加しない。 パートナーとして提案する。
すると、gooyaは制作会社ではない?
いえ、制作案件は事業の真ん中にあります。ただ、実情として、制作案件だけを獲りにいくのはビジネスとして効率が悪いんです。だから営業担当が、制作案件にこだわらない活動をして、ときにはサーバホスティングの案件を、ときには保守のための人材派遣をと様々なニーズに応えながら、サービス構築のような大きな制作案件を見出すという手法をとっています。 もちろんデザイン、システムはとても重要なファクターですし、ここまでデザイナーとシステムエンジニアが良い仕事をしてくれたから会社の成長があるとも思う。今後も増員する計画ですし、力のあるデザイナー、システムエンジニアはいつでも歓迎です。また、デザイナー、システムエンジニアを育てることも重要なことだと思うので、近い将来、育成プログラムの構築も手がけようと考えています。
コンペには参加していますか?
デザイン案の企画コンペというのは、ないですね。制作案件は、営業がニーズを見出し、こちらから提案するケースがほとんど。前出のレベニューシェアを獲得できる案件は、すべてこのパターンです。
見込み違いの忙しさ。人が足りないのが悩み。
会社設立の動機は?
もともと独立志向だった、ということになりますね。前の会社に入るときに、『将来独立します』と宣言していました。で、時期が来たので会社を興したわけです。
では、すべては計画通りに進んでいるわけですね。
実を言うと、宣言通り独立したのですが、あまり詳細な計画は立てていませんでした。秋葉とは『2人で月に300万円くらいの売り上げようか』なんて話してたのですが、いざ始めてみると、そんな呑気なことを言っていられませんでした(笑)。それで人員を増やしながら今日に至っています。
で、現在の9人体制になった。
そうですね。でも、まったく足りていません。今の業務量から逆算すると15人くらいいないと無理だと思うのですが、なかなかいい人がいません。なんとかしないといけないです。
採用のポイントはありますか?
採用のポイントですか?少なくともひとつはあるかな。『私は将来独立するつもりです』と宣言する人は、まず、採用しちゃいます(笑)。どうしても惹かれるんですよ、そういうタイプに。
会社としての今後の課題は?
モバイルへの参入ですね。正直、現状、この分野は得意ではありません。が、会社を伸ばすには、必須の案件だと考えています
マーケットニーズに合わなくなったサービスは淘汰され、ニーズに合致したサービスは成功する。その原理のもとに、新規案件の芽はいくらでもある。サービス企画力と最新システムテクノロジーの導入力に自信を持つ杉村さんの眼には、Webの世界は「打出の小槌」に写っている様子だ。「株式の上場は視野に入れています」という言葉通り、gooyaという社名が業界有数の成長企業として注目されるのもそう遠い未来ではなさそうである。
※レベニューシェア →収入を分けること。最近では、アフィリエート-プログラムなどを介した電子商取引の成功報酬の分配や、大リーグで売上高の多い球団から少ない球団に収入を移転することなどにいう。収入分配制度
有限会社gooya
- 代表取締役:杉村隆行
- 業務内容:
- Webサイトに関わる企画・制作・システム開発及びコンサルティング業務
- インターネットサーバの構築及び運用・レンタル業
- 上記に付帯関連する一切の業務
- 設立:2004年10月1日
- 資本金:3,000,000円
- 所在地:〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-6-12 曙ビル2F
- TEL:03-5833-5515
- FAX:03-3863-1767
- URL:http://www.gooya.co.jp/
- 代表E-mail:info@gooya.co.jp
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