IKEAで天国化計画
東京
編集ライター
海外暮らしと帰国してから
Joshy氏
先日、IKEAに行きました。
日本でははじめてのことです。
ドイツに住んでいた時は、引越しというとまずIKEAに行くことが常でした。
ドイツ人は衣食住の中でも住空間を大切にします。
「居心地のいい空間づくり」のために、壁の色塗り、家具の取り付け、時にはフローリング(床板貼り)といったDIYは、日常的なことだったし、ホームセンターも充実していました。
帰国して東京で暮らすようになると、住居の狭さもありますが、自分の中で「仮ぐらし」という感覚がどこかにあって、長い間テーブルと椅子など必要最低限の家具しかない生活をしてきました。
今回のIKEA行きを通して、日本に対する心境に大きな変化があったということに気づいた時、なによりも自分自身が驚きました。
日本に根を下ろすとまではいかなくても、「仮ぐらし」から「もっと快適にしようかな」まで移行する、それだけで数年もかかった訳です!
IKEAで何を買ったのかというと、自分は本を読んでいる時間が天国なので、お気に入りの本を読むための、座り心地のいいソファとオットマン、ランプ、ブランケットをそろえました。天国セットです(笑)
「天国は死んでから行くところでなく、生きている間に心を天国のようにつくることだ」という言葉が聖書の中にありますが、心を住空間に置き換えると、なるほどって感じ。
住まい方と心のあり方が深く結びついていることに、改めて気がついたのでした。
プロフィール
編集ライター
Joshy氏
ヨーロッパに20年間滞在し、日本のメディアに情報を発信してきました。海外生活で経験したこと、帰国して感じたことを綴っています。