流行りに便乗してみたら楽しかった
沖縄県
ライター
Jun Nakahama
仲濱淳氏
ようやくぼちぼち遠出したり、レジャーを楽しんだりしてもよくなってきた感じの沖縄。しかし飛行機で県外へ行くというのは、まだちょっと大変・・・。ということでシルバーウィークは県内でキャンプすることにした。
ここ数年特に人気の高いレジャー、キャンプ。あまりアウトドアな家庭で育っていなかった私は、このキャンプというやつに妙なハードルの高さを感じていた。さらに元来の斜に構えがちな性格ゆえ、「ネイチャーに意識の高い人間が好きな意識の高いレジャーだろ」とか「リア充な男女が、微妙な料理を作って、おいしくもないのに『外で食べるとおいしいね』とか言うやつだろ」とか思って、一定の距離を置くように心がけていた。
それなのにしかし。どうやらキャンプというやつは、男性のサバイバル意欲、DIY欲求をくすぐるらしく、そんなものが大好きな夫をまず巻き込んだ。さらに幼い娘の冒険心や、「自分でもできるもん!」という幼児特有のやる気までも絶妙に刺激してきやがる。となると、私一人が行きたくないとはいえない。夫と娘だけでキャンプというのも、何だか仲間外れにされているみたいで悔しい。
ということで、去年からキャンプするようになってしまった。しかしキャンプよ。なかなか面白いじゃないか。確かにお風呂やトイレは室内のようにきれいではないが、それに目をつむっても余りあるほどの、楽しさがあるじゃないか。そして娘の目のきらきらしていることといったら!ちょっといいホテルに泊まっていた時の比ではない。どうやらやっぱり、流行るものには流行るだけの理由があるらしい。
プロフィール
ライター
仲濱淳氏
雑誌・WEBマガジン編集職を経て、3年前よりフリーランスライターとして沖縄県で活動中