職種その他2020.10.24

足裏マッサージはやめられない

沖縄県
ライター
Jun Nakahama
仲濱淳

三度のメシより好きなもの・・・それは、足裏マッサージである。

一体いつから好きになってしまったのだろう?あれは小学校の高学年の頃、足が疲れたと、父に足の裏を踏んでもらっていた記憶があるので、たぶん数十年前から好きなはず。自分でお金を払って通うようになったのは、社会人になってからかな。

思えば、相当足裏マッサージにお金をつぎ込んできた。総額いくらぐらいだろうと、考えると怖くなるので、考えないことにする。当たりはずれがかなりある足裏マッサージ店。上手な人に当たった時の幸福感といったら。逆のときの、どん底感といったら。マッサージした人を恨むというより、己の運のなさが悲しくなるのだ。

実は沖縄、足裏マッサージの名店が多い。ひと昔前、テレビでよく見た悶絶系の足裏マッサージの元祖的なお店が沖縄発祥だそうだ。今はその店はなくなってしまったみたいだが、そこから巣立った弟子たちのお店が、県内に点在している。天国か。

そんなお店の一つに、あの痛さを味わいたくて、時々行く。たかだか20数センチの足の裏の中に、なぜこれほどまでに痛いポイントが詰まっているのだろうと、足裏のツボの神秘さえ感じる。足裏マッサージは凶器になり得るんじゃないだろうか。強面のプロレスラーだって、絶対のたうち回る。

あまりの痛さに体が縮こまって、リラックスできたんだか、来た時よりも疲れてしまったんだかよくわからず、30分の施術を終える。しかし不思議とぽかぽかして、靴はぶかぶか、頭はすっきり、二日酔いはどこへやら。これだから足裏マッサージはやめられない!

プロフィール
ライター
仲濱淳
雑誌・WEBマガジン編集職を経て、3年前よりフリーランスライターとして沖縄県で活動中

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