大いなる正月
沖縄県
ライター
Jun Nakahama
仲濱淳氏
何はともあれ年が明けた。どんなことがあったって、月日は容赦なく流れる。ちょっと前に見たドラマのなかで「月日は流れて、全部忘れるのよ」というセリフがあった。本当にその通りだとしみじみ感じる。
昨年末は個人的に悲しい出来事があって、なんだか調子がダダ下がりしている年末年始だったが(今も地味に継続中)、それでも正月を迎えるせわしなさの中で、暗い気持ちがなんだかんだ紛れ、それなりに明るいお正月を迎えられた。数々の年末年始のルーティーンを手順通りに行う、つまり機械的に手足を動かすことで、いつの間にか心は穏やかになっていた。
家にこもりがちな年末年始だから、少しでも体を動かそうと今どき珍しい凧あげなんてやってみて、さらに正月っぽさを演出してみたり。家では残り少なくなったおせちをつまんだり、お正月のお笑い特番を眺めたり。これぞジャパニーズニューイヤー。正月って、なんて偉大な伝統行事なんだろう!大いなるマンネリズムに身を任せるのも、時に必要なんだね。
プロフィール
ライター
仲濱淳氏
雑誌・WEBマガジン編集職を経て、4年前よりフリーランスライターとして沖縄県で活動中