昆布、をかし!
新潟
ライター&コピーライター
いと、をかし。
丸山智子氏
前回の鰹節に続き、出汁シリーズみたいな(笑)、日本料理に欠かせない昆布のハナシ。
先日富山県高岡市に行ってきたのですが、ここは昆布文化がすごい!
スーパーの昆布製品の充実っぷりは、外の人間からしたら気になるものだらけで、出汁用昆布、昆布巻き用昆布、とろろ昆布(黒・白)はまだいいとして、餅用昆布、タケノコ用昆布…ん?
しかもなぜか昆布売り場の昆布の8割が「室屋」というメーカーのもの。
もう室屋が気になってしょうがなくなったのですが、地元の人に聞いたら反応が薄く…(涙)。
そして充実っぷりは昆布売り場だけではりません。
昆布巻き、昆布締め、名物のかまぼこにもしっかり昆布、そして昆布団子…え?
買わなかったけど衝撃的なビジュアル。
昆布巻きも中身がたらのこのものは初めて見ました。
(新潟だとニシンか鮭です)
飲食店でも昆布を売りにしているお店あります。
イベントのケータリングごはんも、昆布おにぎり。
でも、別に高岡って昆布採れないんですよ?
不思議ですよね、産地じゃないのに大量消費。
その歴史はなんと江戸時代の北前船にまでさかのぼるんです!
(先月仕入れたばかりの話・笑)
高岡は昔から鋳物の街で、北前船で北海道にニシン漁用の
鋳物のおおおおおおおおきな釜(?)を、
逆は北海道の昆布を乗せて交易を行っていたことに由来するそう。
昆布の歴史自体は、縄文時代に大陸から日本にやってきたらしく。
ながーーーーーい歴史がある日本の料理に欠かせない食材・昆布との出会い。
高岡に行くと面白いですよー!
プロフィール
ライター&コピーライター
丸山智子氏
新潟市出身、進学を機に上京し東京で広告制作会社や編プロなどに勤務。2014年Uターンと同時に独立。新聞、雑誌、WEB、イベント広報等での執筆や、定期的なラジオ出演など。趣味は観劇と、生ハムの原木を一本持ってピクニックをすること。