暮らし×木、をかし!
恐ろしいほど雪が降らない新潟です…。
雪まつりが中止になったり、
スキー場が打撃を受けたりという大きく目立つところから、
雪かきのスコップが売れないとか、雪かき業者が困るとか、
雪かきして汗かいて(雪かきは筋肉痛なるくらい肉体作業!)
そのまま近所で飲む~の流れがないから飲食店も打撃とか、
豪雪地帯・津南に行ったら
「毎年今頃3mくらいあるんだけどねー」と言われた畑が、積雪量30cm。
2月に大きな雪像が町中に現れる十日町市に至っては…
0m!
このネタだけで一本書けます(苦笑)。
そんなこんな、今日は取材先で偶然知った
日本人の暮らしと木のお話をば。
ヒノキのお風呂、いい香りしますよねー♪
ごはんが入ったおひつ、いい香りしますよねー♪
木の香りは、適温に温められることで立ってくるそうで、
厳密に言うと、温まった樹液(だったかな?)が循環して香りが出る
…血液のめぐりと一緒!と驚きました。
さらに香りや適度な温度が違うので、
日本人はお風呂にはヒノキ、とか
香りのする木の樹種と用途の相性によって
製品を開発してきたそうです。
もちろん海外にも自然の香りを暮らしに
取り込んでいる例はたくさんあるのですが、
「ヒノキのお風呂」や「サワラのおひつ」とか
木の香りと暮らしがつながる日本ならではの製品を
興味を持って探してみると面白そうです。
さらに同じ取材先で聞いて面白かったのが「竹の菜箸」!
天ぷらを揚げるときのベストな温度は180度ですが、
職人さんが天ぷらを揚げるとき、
毎回温度計で温度を測ることはしないし、
もっと元をたどれば、江戸時代の職人さんは
そんな温度計を持っているわけもなく。
何で適温を測るかというと、竹の菜箸を揚げ油につけて、
気泡が菜箸から出てきたら丁度いい、という塩梅だそう。
木と日本人の暮らし、まだまだたくさん切り口がありそうだし、をかし!