北海道四季劇場グランドフィナーレまであと2週間
北海道四季劇場で現在公演中のリトルマーメイドを見てきました。
北海道四季劇場でリトルマーメイドを見るのは2回目、前回とはキャストも異なり、後方の席から全体を眺める形で楽しみました。
リトルマーメイドは海の中のシーンも多く、ワイヤーで宙(海中)を舞ったり、海中の揺らぎを表現して体や手足が常にゆらゆらと揺れていたり、髪の毛が逆立っていたり(海中だから?)と、ほかの演目とは違った大変さもありそう。
音楽やダンスが素晴らしいのはもちろん、色彩も豊かでとても楽しかったです。
有名タイトルでもあり笑えるシーンもたくさんあり、親子で楽しめる演目でもありますね。
個人的にはアースラのカッコイイ低音、スカットルのタップダンスシーン、シェフルイの爆笑見せ場がお気に入りです。
もちろん、アリエルの可愛らしい歌声も。
そして、この演目を最後に、3月15日の千秋楽をもって北海道四季劇場は閉館します。
2011年1月にオープンして9年、札幌での劇団四季の常時公演がなくなってしまうのはとても残念です。
2011年のオープン時にはマスコミ枠で招待していただき、こけら落とし公演で「エビータ」を観賞させていただきました。
その後もライオンキング、マンマ・ミーア、オペラ座の怪人、眠りの森の美女、CATS、ウィキッド・・・・・たくさんの素晴らしい演目で、楽しませてもらいました。
北海道四季劇場の席数はおよそ990席。
コンパクトだからこそどの席に座っても舞台がとても近く、演者さんと一体になって楽しめる劇場だと思います。
でも、だからこそ初めて足を踏み入れた時には「コンパクトでとても良いけど、これはけっこうしっかり席が埋まらないと興行収入的にまずいのでは?札幌、北海道のマーケットでそれは可能なのか?」と思ったことを覚えています。
閉館後も、劇場自体は取り壊さず札幌市に無償譲渡し、貸館として活用されるそうです。
劇団四季も北海道から完全撤退するわけではなく、北海道四季劇場閉館後もこのような劇場を活用して地方公演を行うつもりはあるようです。
しかし、全国公演、地方公演の一部として年間数日の公演と、数カ月の長期公演では観賞のハードルが大きく違うのは確か。
こうしてまた、札幌市民、北海道民が舞台芸術を観賞する機会が少なくなってしまうという部分には残念な思いが強いです。
また!!戻ってきてね!!いつまでも待っています!!!!