仕事を続けるということ
4月17日の土曜日、ネットニュースで
元アイドリング!!!リーダーの遠藤舞さんのコラムが上がった。
18才から29才までアイドルをし続け、引退したその後の事など。
読んでいてなんだか心がギュっとなった。
他に潰しの利かないスキルを磨き続け、それで大成できなかった時
その後にどうやって人生の舵取りをしたらいいのか。
仕事、これでいいのかなって思ったり
遠藤さんみたいなケースだったり
仕事って人生を占めてる時間が長いから
悩むよね。色々と。
私は、新卒で広告代理店の制作部に入社した。
始発で出社して終電で帰るような働き方をしていた。
同い年の事務職の子よりだいぶ低い月給で働いていた。
このままこうやって薄給激務なのか。
今はまだ20才だけど、10年後、やっぱり辞めれば良かったって思っても
もう30過ぎ、そこから違う職に就くのか、出来るのだろうか?
手遅れになる前にこの仕事、辞めた方がいいんじゃないか。
私にはもっと向いている仕事があるんじゃないかとずっと考えていた。
会社を移った事もあるけれど、同じ職種で働き続けていた25才の時、
たいして給料の変わらない職場の先輩が体を壊して休職、そして辞めた。
あー、これはもう明日は我が身だな。って
デザイナー辞めた。
その後は接客も製造ライン工も派手な仕事も何でも
目に付く限りの短期仕事をすごいたくさんやった。
私は割と何でも出来るんだなあって思った。
毎回初めて見る仕事を覚える事が新鮮で楽しかった。
でも、色々経験して思った。
なんかデザイナーが一番楽しいなってなった。
実際、デザイン会社でずっとかわいがってくれてた営業の偉い人が
外注として定期的に仕事回してくれてて
結果的になんやかんやでずっとデザイナーしてた。
それで、それからはちゃんとフリーランスデザイナーした。
(ほんとありがとう営業の偉い人!)
妊娠出産で少し離れてた時期もあるけれど、
結局デザイナーやってるし、
多分ずっとデザイナーやるんだろうなって思ってる。
コラムの遠藤さんも現在の肩書はボイストレーナー。
職種は変わったけど、結局当時のアイドルというスキルは
生きてると思う。
やって無駄な事って無いよな。ってほんと思う。
私はあの経験のおかげで、今デザインを楽しく続けられている。
転職繰り返した話すると眉をひそめる人が居るけれど
転職経験のおかげで上がったスキルはあると思っている。