ずっと見たかった映画が公開終了になりそうだったので
山田孝之主演の「ステップ」を見に。

娘が1歳半の時に奥さんが亡くなり、
そこから義両親の助けも借りながら
シングルファーザーとして奮闘する10年の話。なのですが。

レビューを見るとほんと様々。
シングルマザーだって大変だ！とか
ワンオペワーママの方が大変だ！とか。

わかるわかる。わかるよ！
『大変』って本人が思ったんならもう大変なのよ。
いいとか悪いとかじゃなくて、
個々に心もスキルも手持ちの幅が違うから
本人が大変なら誰よりも大変だし、
同じ事を大変と思わない人もいるってだけの話。

山田孝之演じる「父」の行動に
自分ならそうはやらないな…って思う事多々あったけど
あれが「父」の考える最善だったわけだし
最後はうまく行ってたし。結果オーライ？

自宅から続く急な坂道を振り返る事で色々過去を思い出す。
映画の演出としてとても好きだなーと思った。
父と子の日常の映像がとても良かった。

子供の成長はほんと早くて、大人の10年分くらいを
1年で一気に成長するもんだから懐かしさが追い付かない。
だから場所、サイズアウトした服なんかを見た時なんかに
『あー！懐かしいなあ！』って思い出すのよね。

なかなか素敵な映画でした。