職種その他2020.12.27

英雄たちの栄光と苦悩に迫ったドキュメンタリー映画

東京都
編集ライター
映画とラテンと音楽と
JUNTO

 

F1のレーサー、ルイス・ハミルトンが通算で7度目の年間チャンピオンになり、涙しているニュースをみた。

F1のことはまったく詳しくないし、さほど興味はなかったのだが、ブラジルにいた時は、日曜日にF1中継をやっていたので、よく見ていた。

当時からハミルトンの力は頭抜けていたのだが、若さゆえの危険な行為も多く、批判の対象になっていたのを覚えている。

F1で危険な行為は死につながる、ということは、F1ファンではない私でもわかる。

なので、ハミルトンが無事にレースを続け、見事な歴史を作ったことには、感慨深いものがあった。

ブラジルの国民的スポーツといえばサッカーであるが、実はF1も不動の人気がある。

それはおそらくアイルトン・セナという伝説のレーサーの存在が大きいと思う。

セナという人間の魅力と、当時のF1がいかに死と隣り合わせだったかも伝わってくるドキュメンタリー『アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ』は見ごたえがある作品だ。

監督のアシフ・カパディアはエイミー・ワインハウスの半生を追った『AMY エイミー』で2015年度の米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞しているので、ご存知の方も多いだろう。

カパディア監督の新作は、11月末に突然この世を去っていったマラドーナのドキュメンタリー、『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』。
コロナ禍で日本公開が遅れたが、来年4月には公開されるようなので楽しみである。

F1といえば帝王シューマッハの存在も大きかった。
彼はF1ではなくスキーで大事故にあい、状況を公にできないほどの重症を負ってしまったことは衝撃だった。

息子のミック・シューマッハが2021年からF1参戦するらしい。
さらに日本人レーサーも久しぶりにF1参戦確実、という楽しみなニュースも入ってきたので、来年は久しぶりにF1にも注目してみたい。

世界中の人にとって忘れられない1年となった2020年はもうすぐ終わります。
1年間、当コラムにお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

来年もよろしくお願い致します!

 

 

プロフィール
編集ライター
JUNTO
普段は固めの記事広告ライター。ときどき映画やラテン絡みでもお仕事してます。 10年前に2年ほどブラジルに滞在して以来、ラテンカルチャーを日本で広めようと奮闘中。 写真は建築家オスカー・ニーマイヤーが設計したリオのニテロイ現代美術館。

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP