大ブームのタピオカ。原産地ブラジルの食べ方は?
東京
編集ライター
映画とラテンと音楽と
JUNTO氏
今、日本で大ブームが起こっているタピオカドリンク。
休日には専門店の前に長蛇の列ができる人気ぶりです。
皆さんも一度は飲んだことがあるでしょう。
あの、黒くて丸くてモチモチしたタピオカ、おいしいですよね。
タピオカミルクティーは、台湾では昔から愛されている定番の飲み物です。
なぜ今、日本でブームになっているのかはナゾですが、
このタピオカは、南米やアフリカで採れる「キャッサバ」という芋が原料なのです。
ブラジルではこのキャッサバ(ポルトガル語でマンジョッカ)を揚げた、いわゆるフライドポテトは、定番のおつまみの一つ。
ジャガイモのフライよりもモチモチして歯ごたえがあり、ビールと最高に相性がいいです。
見た目は長芋に似ていますが、生では固くて食べられません。
また生の芋は毒があると言われているので、下処理が必要です。
タピオカはキャッサバのデンプン質を粉にしたもので、
日本で大人気の丸いタピオカ(タピオカパール)はその粉を加工した食材になります。
ブラジルではタピオカは粉のまま使うのが一般的です。
粉をフライパンに入れて薄く伸ばし、弱火でじっくり熱を加え、
モチモチしてきたら、ハムやチーズ、チョコレートなど、お好みの食材を入れクレープのように挟んで食べるのが定番。作り方の動画はこちら。
フェスタ(祭り)の屋台などでとても人気があります。
南米やアフリカの食材を原料にしたタピオカが、なぜ、台湾で定番の食材になったのか…?
このあたりを追及してみるのも面白そうですね。
プロフィール
編集ライター
JUNTO氏
普段は固めの記事広告ライター。ときどき映画やラテン絡みでもお仕事してます。
10年前に2年ほどブラジルに滞在して以来、ラテンカルチャーを日本で広めようと奮闘中。
写真は建築家オスカー・ニーマイヤーが設計したリオのニテロイ現代美術館。