那須の小さな美術館で、ぜいたくな時間を
東京
編集ライター
映画とラテンと音楽と
JUNTO氏
ちょっと毒のある少女や動物の”邪悪”キャラで有名なアーチスト奈良美智。
彼の作品は日本だけでなく世界にもファンが多く、ニューヨーク近代美術館(MoMA)などでも所蔵されています。
10年ぐらい前にブラジルで見たドラマで、リッチな高校生の部屋に奈良さんの邪悪な少女の絵が飾られているのを見て、
地球の裏側でも、しっかりと奈良さんの絵が認知されていることに驚いたこともありました。
奈良さんはそんな世界的なアーチストではあるのですが、地方の小さな音楽フェスでDJをやったりしているせいか、失礼ながら “隣のお兄ちゃん” 的な親しみを以前から感じていました。
そんな奈良さんの私設美術館「N’s YARD」を見るために、先日、那須まで行ってきました。
ここは奈良さんの未発表作品や、彼が集めたレコードジャケットや雑貨、アート作品が展示されていて、
小さいながらもぜいたくな時間を過ごすことのできるアトリエのような美術館です。
庭が見える小さなカフェやオリジナルグッズを販売するショップも併設。
林に囲まれた庭にはオブジェも展示されていて、鳥のさえずりを聞きながら、ゆっくりと散歩もできます。
これから木々が色づく紅葉シーズンもおすすめだと思います。
ただし12月から3月までは休館するそうですので要注意です。
住所:栃木県那須塩原市青木28-3
「N’s YARD」
プロフィール
編集ライター
JUNTO氏
普段は固めの記事広告ライター。ときどき映画やラテン絡みでもお仕事してます。
10年前に2年ほどブラジルに滞在して以来、ラテンカルチャーを日本で広めようと奮闘中。
写真は建築家オスカー・ニーマイヤーが設計したリオのニテロイ現代美術館。