映画で刺激を受けたい人にオススメの「ラテンビート映画祭」
東京
編集ライター
映画とラテンと音楽と
JUNTO氏
秋には日本各地で様々な映画祭が開催されます。
国際的なものでは東京国際映画祭を筆頭に広島や奈良といった地方都市でも大きな映画祭がありますし、
2年に一度開催される山形国際ドキュメンタリー映画祭はドキュメンタリー作品に絞った映画祭として知られています。
他に小規模なものでは、水戸短編映像祭や高崎映画祭なども独自の企画で長く続いていて、若手作家の登竜門となっています。
そんな中から、今回は11月7日から始まるユニークでニッチな映画祭「ラテンビート映画祭」をご紹介します。
この映画祭はヨーロッパや中南米のスペイン語圏、ポルトガル語圏の最新映画を紹介する映画祭で、
東京だけでなく、横浜、大阪でも開催され、毎年、海外から監督や俳優がゲストとして来日し、
ティーチインも開かれています。
このラテンビート映画祭の魅力は、日本と違った言語や文化を持つ国の人々の生活や社会問題、価値観などに触れられること。
ヨーロッパやアメリカに旅行はしても、現地の人の裏の生活や悩みまでは共有できません。
映画は旅行だけでは知りえない他国で暮らす人々の文化を共有できる絶好の機会です。
ラテンビート映画祭では自分探しをする30代女性の日常を描くスペイン映画『8月のエバ』や、
コロンビアの山奥で暮らす少年兵を描いた『猿』(写真上)、
チリが舞台のポリティカル・サスペンス『蜘蛛』(写真左)、
ブラジルのスラム街で生きる10代の少女を描いた『ファヴェーラの娘』など、
バラエティに富んだ作品がラインナップされています。
「ラテンビート映画祭」で、普段と違った映画を見ながら、非日常を味わってみませんか?
第16回ラテンビート映画祭
2019年11月7日(木)~10日(日)、15日(金)~17日(日)新宿バルト9
2019年11月29日(金)~12月1日(日)横浜ブルク13
2019年12月6日(金)~12月8日(日)梅田ブルク7
(c)ラテンビート映画祭
プロフィール
編集ライター
JUNTO氏
普段は固めの記事広告ライター。ときどき映画やラテン絡みでもお仕事してます。10年前に2年ほどブラジルに滞在して以来、ラテンカルチャーを日本で広めようと奮闘中。