沖縄私的コーヒー事情
沖縄県
ライター
沖縄あれこれ
仲濱淳氏
沖縄は今、コーヒーが熱い。日本全国コーヒーブームは結構前から続いているのかもしれないが、沖縄も例外ではない。ここ数年でコーヒー専門店が爆発的に増えており、ほとんどのお店が結構賑わっている。時々開催されるコーヒーイベントも大盛況。
面白いのが、どのお店もかぶらない個性を持っていること。味、店構え、しっかりご飯を食べられるところ、スイーツがおいしいところ、豆だけを買えるところ。自分の好みや用途に応じてチョイスできる選択肢の多さが嬉しい。
かくゆう私はコーヒー店の取材を通じて、ようやくインスタントから脱したばかりで、コーヒー通とは程遠い。しかもめんどくさがりな上にせっかちな性分、朝の忙しい時に優雅にドリップなんてできやしない。ということでたどり着いたのが、フレンチプレス。これが超楽で、そこそこおいしい。自宅で仕事中はコーヒーをがぶ飲みするので、700mlぐらいを一気に作れる機材を購入した。
しかし、当たり前だけど、淹れ立てがおいしい。時間が経つと、苦味ばかりが強いどろっとした液体になり、しかしもったいないので無理やり喉に流し込み、なんだか体の奥底に、重くて黒い液体が沈殿している気分になり、どんよりする。
ということを数日繰り返すと、やっぱりおいしいコーヒーが飲みたくなる。そんな時には外に飲みに行く。今日はちょっと甘めのラテ系がいいな。お供にはおいしいケーキがあればなお良い。じゃあ、あのお店に行くとするか。
プロフィール
ライター
仲濱淳氏
雑誌・WEBマガジン編集職を経て、3年前よりフリーランスライターとして沖縄県で活動中。アラフォーだけどいつまでも厨二病が抜けないのが悩み。