エコ電気はいかが?
東京
編集ライター
海外暮らしと帰国してから
Joshy氏
COP21を通して、温室効果ガス排出量の削減が、世代を超え世界中で叫ばれています。
よくドイツは環境意識の高い国だと言われますが、日本に帰国してみて「確かにそうだったな〜」と振り返ることがあります。
ドイツでは、毎日使う電気を「エコ電気」にすることができます。
1998年の電力市場の自由化を機に、市民が電力の購入先を選ぶことができるようになり、エコ電気を提供する会社が出てきたからです。
自分は2000年のはじめに、原子力発電と石炭火力発電を使わない、100%再生可能エネルギーを供給している「LichtBlick(リヒトブリック)社」のものに変えました。
変えたといっても、Webなどで手続きをするだけなんですが、目には見えなくてもエコ電気が、自分の精神にもとてもいいということが発見でした。
「自分が使っている電気が地球環境に負担をかけている」という心の底にあったストレスや良心の呵責が消えて、クリアな感じだったんです。
エコ電気の電気代はというと、当時は一番安い電気を供給している電気会社のものに比べると少し高かったですが、少し高いお金を払っても、環境のために何かしていたいという思いの方が強かったです。
それはドイツ人も同じのようで、エコ・エネルギー(電気だけでなくてガスもあります)を選んでいる友達は多かったし、リヒトブリック社のドイツ国内の顧客数は、2019年の時点で約100万世帯にも上ります。これって多いと思いませんか?
上のエコバッグは、自分がエコ電気を使いはじめて1年後に「感謝の気持ちです」とリヒトブリックが送ってきてくれたものです。
おしゃれでしょ〜☆
プロフィール
編集ライター
Joshy氏
ヨーロッパに20年間滞在し、ライターとして日本の雑誌に情報を発信。海外生活で経験したこと、帰国して東京で暮らしながら感じたことを綴っていきます。