職種その他2020.02.12

カーニバルの本場、リオでは踊らにゃソンソン!!

東京
編集ライター
映画とラテンと音楽と
JUNTO

2月は日本では真冬ですが、地球の反対側に位置するブラジルは夏まっさかり。

リオデジャネイロでは、今年は2月21日から2月24日にかけてサンバカーニバルが開催されます。
(カーニバルの日程は旧暦に従っているため毎年開催日が異なります)

 

もう12年前になりますが、この世界的なリオデジャネイロのカーニバルに、実は一度だけ参加した経験があります。

2008年は初めて日本人がブラジルに移民として渡ってから100年目ということで、

日系移民をテーマにしたサンバチームが多数の日本人を募集していたのです。

ダンスも歌も楽器の演奏もまったくのド素人ですから、もちろん参加費を払っての参加です。

当時はサンパウロに住んでいてリオの練習会には参加できないため、事前に渡されたテーマ曲だけを覚えていきました。

リオのカーニバルはコンテストでもあり、歌えない人が目立つと減点になると聞かされていたため、必死で暗記したことを覚えています。

◇◇◇

カーニバル当日。私たちのチームは土曜日の夜10時半出場だったのですが、当日の昼頃に集合し、衣装合わせと即席のダンス講習会が行われました。

素人の団体なので難しい振り付けは要求されなかったのですが、「とにかく笑顔で観客に楽しさをアピール!」と、くぎを刺されたのを覚えています。

◇◇

パレード会場についてから1時間ぐらいは、ほかの山車を見て周り、さまざまな衣装をきた参加者と一緒に記念撮影したり……。
寿司を頭に乗せた衣装や、白塗りの芸者、レスラーみたいな歌舞伎役者などなど、まるでディズニーランドの舞台裏にいるようでした。
(写真は出番前、招き猫の被り物を取ってくつろいでいる皆さん)

参加者はアルコール禁止だったのですが、ビール売りが紛れ込んでいて、内緒で飲んでいる人たちもいました。
規則に縛られないのが良くも悪くもブラジルらしさです。
(下記の写真は巨大な赤ん坊の張りぼて。グロテスクなものや奇妙なもの…様々な張りぼてが出ていました)

いよいよ出番!となると緊張感はMAXになり、足はガクガク、息も切れ切れ…。

それでも、笑顔で大声を張り上げて、歓声に応えようと必死でした。

例えると、持久走で、後先考えずにいきなり猛スピードで走ってしまったときのような感覚。
酸欠で倒れそうになりながらゴールまで駆け込んだのを覚えています。

それまで味わったことのない高揚感、達成感は格別で、一生の思い出となりました。

◇◇

リオのカーニバルは見るより、参加したほうが絶対に楽しいですヨ。

旅行会社で参加希望者を募っていたりもしますので、我こそは! と思う人は挑戦してみてください!

去年のカーニバルの動画

リオのカーニバルのサイト

プロフィール
編集ライター
JUNTO
普段は固めの記事広告ライター。ときどき映画やラテン絡みでもお仕事してます。10年前に2年ほどブラジルに滞在して以来、ラテンカルチャーを日本で広めようと奮闘中。

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