職種その他2020.07.27

アボカド、ハヤトウリ…日本と違うブラジルの野菜の食べ方

東京都
編集ライター
映画とラテンと音楽と
JUNTO

以前、青汁の原料であるケールの日本とブラジルの食べ方の違いについて紹介しましたが、
ほかの野菜でも、食べ方が違うものがいくつかあります。

例えば、アボカド。日本では主にメキシコから輸入しているということもあり、サラダに入れたり、わさび醤油につけて食べたりしますが、
ブラジルでは、砂糖を混ぜてミキサーにかけ、甘い飲み物やデザートとして食べるのが一般的です。

ブラジルでよく見かけるアボカド

 日本で食べられているアボカドとは種類が違うようで、サイズが大きく皮も薄くて凹凸がなく緑色。水分が多いので、味もさっぱりしています。

他の野菜では「ハヤトウリ」(写真上)も食べ方が違います。

ハヤトウリ、ブラジルでは「Chuchu シュシュ」と呼ばれていますが、Chuchu は、サンパウロのレストランのサラダバーで、いつも目にする定番の野菜。
食感は冬瓜に似ていて、茹でたものをサラダの具材にします。
癖がなくて味が淡泊なのでどんな料理にも合います。
サンパウロでは市場やスーパーにいつも山積みにされている、安くて庶民的な野菜でした。

実は、私はハヤトウリという野菜の存在をブラジルに行くまで知りませんでした。

私は Chuchu は南米特有の野菜だと思い込んでいたので、日本に帰ったときに偶然 Chuchu を見つけて感動しました。ところが、側にいた友人から

「何いってるの? これ、ハヤトウリだよ。漬物にして食べる野菜」と言われ……。
バツが悪かったのを覚えています。

調べてみると、ハヤトウリは、原産は中央アメリカだそうで、日本では九州や西側の人によく食べられているということ。
(日本の東側出身なので知らなかった、という言い訳です)

長く日本人をやっているのに、まだまだ知らないことだらけです。

 

 

プロフィール
編集ライター
JUNTO
普段は固めの記事広告ライター。ときどき映画やラテン絡みでもお仕事してます。 10年前に2年ほどブラジルに滞在して以来、ラテンカルチャーを日本で広めようと奮闘中。 写真は建築家オスカー・ニーマイヤーが設計したリオのニテロイ現代美術館。

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