日本の洋装化150周年記念シンポジウム「日本人にとっての洋服とは何か?新しいファッションの中心としての京都の可能性」を11/12(土)に京都芸術大学で開催します。
京都
学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子)は、日本が本格的に洋装を取り入れ始めて150周年を迎える本年、京都からその歴史を振り返り、現在ターニングポイントを迎えつつあるファッションの現在や今後のあり方について議論するシンポジウム「日本人にとっての洋服とは何か?新しいファッションの中心としての京都の可能性」を開催します。
- 日本の洋装化150周年記念シンポジウム「日本人にとっての洋服とは何か?新しいファッションの中心としての京都の可能性」
開催日時:2022年11月12日(土)13:00-17:00、13日(日)13:00-17:00
開催場所:京都芸術大学 智勇館 BR13-14教室
主催:学校法人瓜生山学園 京都芸術大学
費用:参加無料
日本が本格的に洋装を取り入れ始めて150周年を迎える本年、京都からその歴史を振り返り、現在ターニングポイントを迎えつつあるファッションの現在や今後のあり方について議論するシンポジウムを開催します。
1871(明治4)年に明治天皇が「服制の更改の勅諭」を下して洋装を奨励し、翌1872(明治5)年11月12日、太政官布告により文官の大礼服が制定されました。以来、日本人の装いは、洋装化の道を辿ることとなりました。
西洋的なファッションの価値観が行き詰まりを見せる昨今、本シンポジウムでは、日本人の装いの150年を振り返り、「洋装化により日本の服飾文化に何がもたらされ、何が失われたのか」という問いについて考えると同時に、日本のファッション文化の現在と未来を考える、ファッション文化研究のキックオフの機会としたいと思います。本シンポジウムは2日間かけて行います。1日目のテーマは「洋装化150年をふりかえる」とし、日本の服飾文化の来し方について、京都を中心とする関西在住の服飾研究者や関係者と共にふりかえります。2日目は、「日本のファッション文化の現在と未来」をテーマに、さまざまな立場の方を登壇者に迎え、議論を展開します。
企画:百々徹 本橋弥生
- タイムテーブル:11月12日(土)13:00-17:00「洋装化150年をふりかえる」
13:05-13:10 シンポジウムの趣旨について 百々徹(大阪成蹊短期大学 生活デザイン学科教授)
13:10-15:25 登壇者プレゼンテーション
13:10-13:30 「BORO、世界をめぐる」辰巳清(シアター/アートプロデューサー 大阪成蹊大学芸術学部准教授)
13:30-13:50「明治皇后(昭憲皇太后)と洋装化へのチャレンジ」モニカ・ベーテ(中世日本研究所所長)
13:50-14:10 「アパレル前史:京都のとある洋服商の紹介を兼ねて」安城寿子(服飾史家 阪南大学准教授)
14:10-14:25休憩
14:25-14:45「田中千代と日本のファッション」本橋弥生(京都芸術大学教授)
14:45-15:05「ファッションデザイナーの時代」井上雅人(武庫川女子大学准教授)
15:05-15:25「洋装文化と衣装展」石関亮(京都服飾文化研究財団キュレーター)
15:25-15:40 休憩
15:40-16:40 登壇者によるディスカッション(モデレーター:百々徹)
16:40-17:00 Q&A
- タイムテーブル:11月13日(日)13:00-17:00「日本のファッションの現在と未来」
13:10-15:40 登壇者プレゼンテーション
13:10-13:30 「もうファッションは終わった」成実弘至(京都女子大学教授)
13:30-13:50 「京都の染色はつながれていくのか。」越本大達(アート・ユニ 染め職人)
14:10-14:20 休憩
14:20-14:40「ホモ・サピエンスは意味を着るサルである」百々徹(大阪成蹊短期大学 生活デザイン学科教授)
14:40-15:00「衣服による芸術表現と社会・人つくり」眞田岳彦(衣服造形家/繊維文化研究家 眞田造形研究所代表)
15:00-15:20「ファッションの始まり」中里唯馬(ファッションデザイナー)
15:20-15:40 「ファッション文化の向上にむけて」宮智泉(読売新聞東京本社編集委員)
15:40-15:55 休憩
15:55-16:45 登壇者によるディスカッション(モデレーター:百々徹)
16:45-17:00 Q&A
■ 京都芸術大学 https://www.kyoto-art.ac.jp/
13学科23コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。
芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に “社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
住所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
学科編成:13学科23コース(美術工芸学科、マンガ学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、アートプロデュース学科、こども芸術学科、歴史遺産学科)
在籍者数:3,926名(芸術学部 正科生、2022年5月現在)
本記事に関するお問い合わせ:学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学
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