想像と実際に経験をしてみてわかることには違いがあります
皆さんはやってみたいことってありますか?
「趣味を見つけたい」「いきたい食べ物屋がある」「行きたい場所がある」「会社を辞めたい」など、やってみたいなって思っていることがある人も多いのではないでしょうか。
私は山登りを始めた当初、富士山に登ることが目標でした。日本で一番高い山に登れたらそれで満足・・・そう思っていました。
山登りを初めて一年経ったときに、友人と富士山に挑戦をします。人生初めての富士登山は天気が悪く、悪天候のため安全を考えて山頂には行かずに七合目の山小屋までとなりました。
それから一年後の夏にリベンジ富士登山をして、無事に山頂に立つことができたのです。山頂に立ったときは、日本で一番高い山に登れた達成感でいっぱいでした。富士山の頂に立ったら登山に対する気持ちが薄れるのではと思っていましたが、そんな不安とは裏腹にさらに色んな山に登りたいと感じるようになります。
それからさらに一年後には、南アルプス(山梨県と静岡県にまたがる山脈)に位置する富士山に次いで二番目、三番目に高い北岳(きただけ)と間ノ岳(あいのだけ)に登りました。この北岳・間ノ岳は富士山に近い場所にあり、富士山を抜いて一番高い山から富士山を見ることとなります。
そこから眺める富士の山はとても美しく、そのときに私が感じたのは「富士山は登る山ではなく、見る山だ」ということです。そのことに気づいてからは、登った山から富士山が見えるととても嬉しいですし、山頂から富士山が見えると「富士山だ!」って喜んでいる人もたくさんいます。
山登りをしない人でも、人生で一度は富士山に登ってみたいと思っている人も多いことでしょう。そんな人はぜひ、富士登山に挑戦をしてみてください。きっと富士山に対する気持ちが変わってくることと思います。
やってみたいことを想像することと、実際に経験をしてみるとそのことに対する気持ちがかなり違ってくることを山登りから実感をしています。これからも、登る山から富士山を眺めて富士山を愛でていきたいと思います。
あなたのやってみたいことはなんですか?