「なんとかなるさ」
昨年ではありますが、友人との会話の中でとある声優さんの「演技への執念」が本当に凄いと熱く語り合った日がありました。
そしてその数ヶ月後、なんと友人は私の誕生日プレゼントにと、あの日話題に出た声優さんのフォトエッセイ本を選んでくれたのです。
それが白井悠介さん著「なんとかなるさ」という一冊です。
つい最近この存在を思い出し(笑)、慌てて一気に読了!
昨年アニメ化も果たした大人気コンテンツ「ヒプノシスマイク」の人気キャラクターを務めるなど、声優として大人気・大活躍中の白井悠介さんの半生を覗くことができました。
白井さんは高校生の頃から声優に憧れ、夢を見続けてはいたものの、それが叶うまでには当然のように紆余曲折があったそう。
専門学校に2年間通い、その集大成でもある重要なオーディションを「かなり些細な理由」から受けずに卒業してしまったというくだりには、妙な親近感を抱きました。
人生とは簡単かつ難しい選択の連続だなと、私自身も身に染みるような瞬間が多々……
・その後、役者の道を目指そうとするもやはり声優だと思い直し、二度目の養成所にて「自分なら必ず夢を叶えられる」と信じた結果、事務所から一件も声がかからず挫折しかける
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・今度こそ本気で挑むべく短期集中型の専門学校に入学し、ついに事務所所属・声優デビュー
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・所属中の4年間、オーディションにずっと受からない時期突入
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・30歳を目前に話題のアニメのメインキャラクター役に抜擢
と、恐縮ながらとても簡単にまとめさせていただきましたが、今の人気声優さんの中には案外苦労人の方が多いのではないかと思わされるような半生です。
そして、なかなか芽が出なくとも腐らずに成功を果たした白井さんの背景には、確かな実力があるのは勿論のこと、表題の「なんとかなるさ」精神があったからなのだなと。
上手くいかないことが多く感じる私にとっても非常に励まされる一冊となり、ますます白井悠介さんという人物に興味と関心と尊敬を抱いたのでした!
挫折や苦悩を味わった人からメンタルの切り替え方を聞くと、想像するよりも単純明快で救われる言葉が溢れていることが多く、素直に「自分も頑張ろう」と思えます。
皆さんには挫折を乗り切れる自分だけの言葉はありますか?
その言葉もいつか、誰かの夢を動かす原動力になるかもしれません。