先日、絵本作家のかこさとしさんの展覧会に行ってきた。

かこさとしさんの作品と言えば、だるまちゃんやどろぼうがっこうなどがあるが私が一番好きなのがからすのパンやさんだ。

保育園のときに、からすのパンやさんをよく読んでいた。私がからすのパンやさんを好きな理由が、いろんな形のパンが出てくるところだ。

食べ物のパンや、楽器のパン、動物のパンなど…綿密に描かれたパンを見ているととてもワクワクした。子どものときは、本当に世の中にこんなパンがあるのかな？あったら面白いなと思っていた。

かこさんの絵は一つ一つのものがとても細かく描かれていて、見ていて飽きない。きっと子どもたちを飽きさせないように工夫されたのかもしれないと思った。

展覧会には、地球や宇宙に関する科学の絵本の原画もあった。(かこさんは元々、化学の会社で働きながら紙芝居や人形劇などをしていたそう。)

だるまちゃんやからすのパンやさんなどかわいいイラストを描くかこさんが、理系出身というのを知って驚いた。私は理系の勉強が苦手だったが、かこさんの科学の絵本を読めば楽しく学べるような気がした。

そして、かこさんの絵のなかには平和を願って描かれたものもあった。世界情勢が不安定な今、戦争をしている人たちにこの平和の祈りが届いたら…。かこさんは世界が平和になってほしい、子どもたちを笑顔にしたいという思いで絵本を描いていたんだと思う。ぜひ今の子どもたちにもかこさんの絵本を読んでほしいなと思った。

展覧会の最後にあった撮影スポット

かこさんの描いたキャラクターたちが集まっていた。かこさんの本を読んでいると人それぞれに個性があってもいいんだと感じることができる。この写真を見ていたら一人一人に違いがあっても、みんな仲良くしようというメッセージにも聞こえた。