今年のお盆休みは、少し早めに取って岐阜に映画を観に行ってきた。

何気に岐阜駅に来たのは初めてだったが、電車で1本で行けたので意外とすぐ着いた。
駅前の広場には織田信長の銅像があり、マスクをしていた。

岐阜駅から徒歩で、柳ヶ瀬商店街というところを目指した。が、途中道に迷ってしまい線維街のようなところに行ってしまった。

初めて行く場所は道に迷うと不安になるが、Googleマップで何度も確認して、軌道修正しながら何とか柳ヶ瀬商店街まで着いた。

柳ヶ瀬商店街は、マップ上で見るより思ったより遠く感じた。

柳ヶ瀬商店街にある岐阜CINEXに、到着。

なぜ岐阜まで観に来たかというと、観たかった映画が上映してるところが少なく、名古屋で見逃してしまったからだ。

私が観たのは、「三姉妹」という韓国の映画だ。いろんな人のレビューを見て面白そうだったので気になっていた。

今はそれぞれ別の暮らしをしている三姉妹が、父親の誕生日をキッカケに再会するという物語。

長女ヒスクは娘と二人で暮らしをしているが、娘は反抗期の真っ最中。そんななか、自分自身は病気が発覚してしまう…。

次女ミヨンは宗教活動に熱心で、完璧な家庭を目指そうとするが、夫には浮気の気配が…。

三女ミオクは劇作家をしているが、スランプでアルコールに依存している…。

三姉妹は幼い頃に父親から暴力を振るわれたトラウマがあり、大人になってもどこか生きづらさを引きずりながら生きている。

見ていて心がヒリヒリするシーンもあったが、ラストで父親と対峙するシーンはスカッとした。

それぞれ複雑な問題を抱えながらも、姉妹で支え合っていく姿に感動をもらった。重たい問題がテーマではあるけどユーモアも交えた作品で、私はまた観たいと思った。

久しぶりに映画館で映画を見て、濃密な2時間を過ごすことができた。

映画を見終わってからは、高島屋が近くにあったので栗菓子を買って帰った。高島屋の中に栗きんとんで有名な恵那　川上屋が入っていたのだ。

栗羊羹と、栗観世という夏限定の栗きんとんを買った。この栗観世がとても美味しかった。

まわりはぷるんとした泡沫生地で、中に栗きんとんが入っている。栗の上品な甘さが、秋の味を先取りした気分だった。

暑さでうだる中、観たい映画を観に行くことができて満足だった。岐阜にはまだまだ面白そうなスポットがいっぱいありそうだ。知らない街をブラブラするのは楽しい。