阪急電車のキュートな遊び心❤
阪急神戸線は、私が利用している私鉄沿線。特急が止まる駅以外は、どの駅も比較的こぢんまりとしていて、JRのように混雑しないところが気に入っています。大阪と神戸の間、「阪神間」と呼ばれる大阪でも神戸でもない独特の文化を持った、風光明媚なエリアを走る神戸線。阪神間育ちの私は、のんびりとしたこの路線が大好きです。
先日、とっても可愛い車両を見かけました。
発車するギリギリに撮ったので、奇跡のワンショット!
まるで絵本見たい!
これまでも色々なアートを感じる車両がありました。中でも今回は、画期的な試みだというのですが、それは何かと言うと、なんと阪神電車と阪急電車が同じ絵柄の車両を用いたということです。
昔なら、考えられないことでした! 関西に住む人にしかわからない感覚かもしれませんが、デパートも電車も野球チームも(昔は「阪急」という野球チームもあったのです)阪神と阪急では、個性が真逆ですから。下町的で親しみやすい阪神とちょっとハイソで上品な阪急。それぞれの異なるキャラクターが際立ちつつ、近くに共存しているところがとても微笑ましくて愛すべき我が街という感じでした。
ところが時代の流れは色々と変革し、阪急と阪神が企業として統合されるという関西人には大事件が起こったのです。それからは、阪神デパートでも阪急のカードが使えたりするようになりました。
今年は、阪急阪神ホールディングスグループが取り組んでいる社会貢献活動「ゆめ・まちプロジェクト」が始まり10周年。町の環境を良くする「地域環境づくり」などをテーマにしたもので、その記念に阪神電車と阪急電車の両方で、イラストを用いた「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」を運行したのだそうです。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
2015年に国連サミットで採択され、国連加盟国が2030年までに17分野で社会課題の解決を達成することを目標に掲げています。
難しい問題も、愛らしいイラストでアピールすることで広く啓発できそうですね。
さて、阪急電車といえば、かつて映画にもなりましたね。でもなぜかあの映画は、阪急宝塚線が舞台でした。神戸線利用者の私にとっては、ぜひ神戸線をテーマにした続編も製作していただきたいと願うばかりです。
宝塚線は、宝塚歌劇の華やかなイメージ通り、以前、池田理代子さんの作品、ベルばらが描かれた「ベルサイユのばら号」という素晴らしい車両もありました。
また、宝塚市には手塚治虫記念館があるため「リボンの騎士号」も登場しました。
さすがに宝塚線はファンのハートを射抜きます。やりますね!
でも、神戸線も負けていないですよ。こちらは、昨年の神戸線の鮮やかな車両の数々。
これらの美しいイラストの車両は「ラッピング列車」と呼ばれています。
「ラッピング列車」がホームに入ってきたら、ウキウキして一気にテンションが上がります。
アートな気分満載の車両に素敵なメッセージを込めて走る列車。乗車するのが楽しくなりますね!
阪急京都線に関しては、またの機会に!