ヴィヴィッドな北欧アートに触れる秋。
台風19号が甚大なる被害をもたらしました。
被害に遭われた方々にお見舞い申しあげます。
また、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を捧げます。
本当に毎年、雨の量が増えていく気がします。
これ以上、被害が広がらないよう、1日も早い復旧を願います。
ひと雨ごとに秋が深まる…
本来、「雨」はそんな風情のある季節感をもたらしてくれる素敵な言葉であり
雨そのものも生命に恵みをもたらすものです。
しかし、豪雨となると恐ろしい側面を持っていますね。
さて、秋と言えばアートの季節。
ずっと行きたかった「マリメッコ・スピリッツ展」と
「フィンランド陶芸展」を鑑賞するために
中之島にある東洋陶磁美術館に行ってきました。
長い開催期間だったのに、終了するギリギリに行くという…
私らしい…笑
本当に、間にあってよかったです。
マリメッコの魅力は、
何と言ってもあのヴィヴィッドな色彩。
カラフルで楽しい遊び心溢れるセンスに元気がもらえ、
マリメッコファンは、急増中です。
チケットも可愛いでしょ。
今回は、フラッシュなしという条件で写真撮影もOKだったので、
自分だけのコレクションを沢山、撮りましたよ。
なんとマリメッコ茶室なるものも登場し、愛らしさ満載でした。
「フィンランド陶芸展」も、やはり陽気な色合いのものが多く、また日常で使いたくなる親しみやすい器やお皿などが目立ちました。
ラブリーな世界観にすっかりときめき、魅せられたひととき。
女性のクリエーターが多いのも特徴のひとつでしょう。
北欧というと冬が長く寒い…
だからこそ彩り豊かなアート作品で心まで温かくなるのでしょうね。
同じ北欧のデンマークには「ヒュッゲ」という独特の言葉があります。
「ヒュッゲ」というのは、
物質的・経済的な豊かさではなく、
人と人とのふれあい、家族や親しい人との愛から生まれる心豊かな感覚で、
ほっこり温かく居心地のよい雰囲気のことを指します。
今、世界的に注目されているコンセプトです。
北欧は福祉面や人々の幸福度を表す指数もトップクラス。
そんな素晴らしい地域から生まれたアートは、
色々な意味で豊潤さを感じました。
残念ながら、「マリメッコ・スピリッツ展」「フィンランド陶芸展」も、もう終わってしまいましたが、この秋、あちらこちらで様々な美術展が開催されます。
ぜひ足を運んで、アートから、その作品の社会背景、作家の国や文化についても考えてみると
また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。
・大阪市立東洋陶磁美術館
http://www.moco.or.jp/