まるで絵画のような「タイル」の魅力。
皆さん、「タイル」と聞いて何を連想しますか?
日本の居住空間だと、キッチン、洗面、バスルームなどの水廻りのあしらいを思い浮かべるのではないでしょうか。
確かに「タイル」の持ち味は、水に強いこと。
でも、実は「タイル」には他にもいろいろな特徴があり、実用性もさることながら、デザイン性も高く評価されています。
スペインタイルをはじめ、海外のタイルは、カラフルで華やか。
アート作品のようにビジュアルとしてもクオリティが高いものばかりです。
遊び心に溢れていますよね。
「タイル」の歴史は古く、紀元前7000年頃には、存在したとも言われ、エジプトのピラミッドの地下に使われたのが最初だと伝えられています。
タイルは、耐久性にとても優れていてメンテナンスがほぼ不要ということもあり、建物の内部だけではなく、
住宅・ビルの外壁、駅や空港の床などにもしばしば使用されています。
レンガに見えるタイルや木調のタイルなど、様々なプリントを施せるので、
一見タイルとはわからない場合もあるようです。
知らず知らずのうちに、私たちの生活のあちらこちらにタイルは活用されています。
基本的に「タイル」は焼き物ですから、原料は長石、陶石、粘土などの自然素材で、それらを成形します。
成形した土を窯で約24時間〜40時間焼き続けることで「タイル」として固めていくのです。
焼成の際、酸化焼成方法と還元焼成法があり、後者は、酸素を意図的に止めて焼く方法で、
それによって、自然な色むらが生まれます。
器や壺と同じように、焼き物としての繊細な表情が「タイル」の個性でしょう。
制作工程で部分的に手作業が含まれることが多く、あえて不揃いだったり、均一性に欠けたりするからこそハンドメイド的な独特の味わいが感じられます。
そんなタイルの魅力を身近に感じられるショールームがあるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
・平田タイル ショールーム
http://www.hicera.jp/showroom/