2019.11.15
「#地味ハロウィン」で学ぶセンス
愛知
事務職・ライター(見習い)
日常と言葉
kaneko氏
日常的にSNSを利用していると、今の人達はキャッチコピーを考えるのが得意なのではと思うことがよくあります。
SNSは手軽で簡単に新しい情報を引き出すことのできる強力なツールであり、かつ、そこから得た情報の多くが、“又聞き“の第三者である素人が“拡散“したものでもあるからです。
そんな視点から、ツイッター上の140文字(以内)や、インスタグラムの写真に添えられた短文・YouTube動画などの見出しタイトルを見ていると、思わず反応やクリックしたくなるセンスを見つけて関心しながら楽しめます。
ところで、季節が過ぎてはいますが、皆さんは『地味ハロウィン』をご存知でしょうか。
言葉通り、派手さではなく地味さに重きを置いて、“その辺にいそうな一般人“の仮装を楽しむというコンセプトのシュールなイベントです。
地味ハロウィンもまた、SNSから大きく広まったコンテンツなのですが、このハッシュタグを付けて投稿される人々の“仮装タイトル“センスも侮れません。
・寝る直前にゴキブリを発見したが、武器になるものを探している間に見失った人
・会社のビンゴ大会で5等賞が当たった人
・結構買ったのにレジ袋代2円ケチったOL
・タピオカの最後の2粒が飲めない人
・フードコートで座る席がない人
字ヅラだけで既に絶妙に思いませんか……
こういう短いワードで“伝える“センスのある・なしだけで、“地味な生活をいかに面白がらせることのできる人なのか“といった人物像さえも伺えるような気がして、いろいろと勉強になりました。
プロフィール
事務職・ライター(見習い)
kaneko氏
WEB関係の会社で事務職勤務。一方で、文章が好きなことから専門学校では雑誌編集分野のコースを専攻したり、脚本に興味を抱いてシナリオスクールに通ったり。将来的にはフリーライターを目標に、現在少しずつライティング実績を積むべく奮闘中。