「ウォシュレットは拭いてから使ってください」ってどう?
この写真は、僕の通っている会社が入っているビルのトイレの個室にある貼り紙である。 『ウォシュレット』(ノズル)を汚さないこと! 清潔なトイレ環境維持にご協力お願いいたします。 洋便器のイラスト付きでそう書かれているのです。このビルの所有者は個人オーナーで、管理も自前でやってらっしゃるので、巨大なオフィスビルとはひと味違うことが多々あります。たとえばタバコを吸われるので、非常階段を使用禁止にしたりとか。 この貼り紙は二代目です。その前はイラストもなにもなしで、 『ウォシュレット』(ノズル)を汚さないでください。 お尻をよく拭いてから使用すること! ただそう書かれたものが貼られていました。初めてこのメッセージを目にした時、すぐにはその意味がわからず、しばらく考えて、ウォシュレットというものに馴染みのなかったお年寄りのオーナーの画像を勝手に想像しました。 確かに、ウォシュレットというアイテムが登場する前、どんな美女もトイレットペーパーでお尻を拭いていました。ですからパンツに茶色いものが付いているということもあったものです。 トイレットペーパーの前はちり紙、その前は新聞紙、もっと昔には縄(わら)や竹べらできれいにしていたのだそうです。ですから昔の人たちはきっとお尻がとても丈夫だったのでしょう。 最近はまずウォシュレットで洗浄し、その後にトイレットペーパーでしずくを拭うという感じですから、日本人のお尻はきっとやわになっていることでしょう。最近はお店でもほとんどの店がウォシュレット付きにしていますから、たまにそうでない場合は、我慢する人も多いはずです。 だからせっかくウォシュレットがあるのに、「一度紙で拭け」と言われても、困ってしまいます。あるテレビ番組で「自分はウォシュレットで水を出しながら用を足す」という素人男性の発言に女性たちから悲鳴が上がっていました。 でも大丈夫です。ウォシュレットにはちゃんと自動洗浄のプログラムがありますから。それに通常は用を足してからの洗浄ですから、そんなに残滓は流れ落ちないはずです。この貼り紙をしたビルのオーナーさんは、よっぽど潔癖性なのでしょうか? みなさん、どう思います?