2020.01.07
インド・ブバネシュワルから戻ってきました!
東京
書道家・ライター
Tohku
桃空氏
2019年、最後の旅「オディシャビエンナーレ2019」12月21日から31日の昼過ぎにブバネシュワルの空港へ。機内でのハッピーニューイヤーは初めてでした。
会場であるカーラブーミは最初の進み具合がスローペースで心配でしたが、素晴らしい会場にそれだけで満足できるようなスペースでした。ブバネシュワルの市内の中心地からクルマで15分くらいの場所にあるカーラブーミ(アート博物館)は公園が併設されており、そのなかに野外の円形劇場もあります。
景観も美しくカフェもあり、若者の出入りが多いことで活気もあります。自然を活かしたオディシャの自慢すべき施設です。
わたしは弘法大師の金剛般若心経の一節をシルクのサリーに書かせていただきました。そして、たまたまですが「ボーダーライン」というファッションショー(メイン画像)で題字も現地で書きました。テーマはもちろん「境界線」。わたしは隷書で境界線と書きました。
3日目あたりから書き始めたシルクサリーへの空海の臨書の内容が、たまたまリンクしていたので、いちおう記しておこうと思います。
「自分と他人の境界線をなくすことが「真理」への道でしょう。真理が見えれば公平な心が得られ嫉妬心はなくなり、人々の善をよろこび真理に背くことがなくなるのです。」という内容です。2020年が明け、冒頭から世界の平和が危ぶまれるニュースばかりで不安がよぎりますがオディシャでの様々な交流と、平穏なひと時を忘れずに過ごしたいと思います。
仕事始めで気持ちも切り替わっていらっしゃると思いますが、みなさまあらためて良いお年を!!