「第1話」の壁

愛知
事務職・ライター(見習い)
創作のススメ
kaneko

ドラマや漫画は「第1話にかかっている」とよく言われます。
例えば新ドラマが始まると、予備知識なしでなんとなく第1話を見終えた視聴者が「続きをみたい」と思わなかった場合、次の週には別のチャンネルにされる可能性が高いですよね。
或いは漫画なら、コミック派の人であれば一巻分の猶予があるかもしれません。

ですが、シナリオ創作の経験がある私からすると、最初から視聴者を完璧に惹きつけられるストーリーを生み出せる人はかなりの才能人です。
第1話で意識しなければいけないことって、たくさんあり過ぎると思いませんか?

・物語のジャンル
・世界観、設定
・主人公のキャラクター
・主人公のバックグラウンド
・起承転結

などなど。
そして極め付けに「続きが見たくなる終わり方」をしなければいけません。
非常に忙しいです。

かといって全部の要素を無理矢理にでも詰めようとすると、不自然さが目立って興醒めされるかもしれませんし、ゴチャゴチャしてわけがわからないと挫折される危険性もあります。

そんな時に頼りになる要素こそが「キャラクター」じゃないかなと、個人的には思います。

・好きなジャンルではないけどキャラが好みだな
・難しい設定だけどこのキャラの成長を見守りたいな
・主人公は好みじゃない気がするけど脇役の子が気になるな
・このキャラにこんな過去があったなんて面白いな
・わけわかんないけどキャラが面白いからもう少し様子を見よう

自分の好きな作品の第1話って、上記のどれかにほぼ当て嵌っていると思うんです。
新ドラマ、そんな視点でチェックをしてみてはいかがでしょうか。

 

プロフィール
事務職・ライター(見習い)
kaneko
WEB関係の会社で事務職勤務。一方で、文章が好きなことから専門学校では雑誌編集分野のコースを専攻したり、脚本に興味を抱いてシナリオスクールに通ったり。将来的にはフリーライターを目標に、現在少しずつライティング実績を積むべく奮闘中。

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