2020.02.07
穴八幡宮へ恒例のお参り
東京
書道家・ライター
Tohku
桃空氏
毎年、新年には穴八幡宮の参拝、御札「一陽来復」を貰いに、そして七味を出店で買い、次は放生寺へ。。。というコースが習慣になっています。もう20年くらいでしょうか。
冬至から御札を手に入れることが出来たのですが、年末年始はインドで過ごしてしまったので遅まきながら今年は年始から少し経って落ち着いた頃。もちろん晴れている日に参りました。全く寒さを感じることなく自転車で行ってきてしまいました。
いつも正面から上がってまずは穴八幡宮をお参りして、大きな御神木を横目に去年の御札を返納し、そのあとに御札を買って、次はお隣の放生寺にもぐるりと回って、弘法大師の前も通ります。真言宗大菩薩も祀っており、足腰のこともお祈りし、山登りにもいけるようお祈りします。弘法大師さんはお遍路もしたわけですからその御利益は倍増です。
神仏分離令によって分かれてしまいましたが、この穴八幡宮と放生寺はもともとは一緒になっていました。日本の歴史のなかでこういった場所は多くあり、なにやら誤解を招いていることもありますが地元の人から見たらいつも見守ってくれる神様がいる場所としてそこにあるわけです。宗教だとか宗派だとか、こだわりはそれぞれあるかもしれませんが、誰の心にもそっと誓ったり聞いてみたり、そういう時間はふと訪れるのだと思います。
ほんとうはどの神様であろうといいのだろうと思います。世界にはたくさんの神様が祀られていて寺院や教会を訪ねてみるといつも思うことですが、土地を守ってくれている守護神は地元の人に似ているような気がします。
今年も例年通り、いつも行っているように、やっぱり節分の日の夜中に「一陽来復」を地元っ子らしくその方位に従って高いところへ貼り付けました。さあ、やっと一年がはじまった、そんな気持ちで気が引き締まります!