このタイミングでパスポート更新!!
唐突ですが、皆さんのパスポートは、何年有効のタイプですか?
通常、5年または10年ということになります。
10年有効タイプのものは、申請時の価格がやや高いのですが、
一度の手続きで長い期間使える10年有効タイプが
私には便利だと、そちらを選んでいます。
しかし、この全世界を包んでいるコロナ禍。
海外にまた行けることがあるのか…確信はありません。
じわじわと日本でも、新型コロナウイルスについて
ニュースで知るようになった2月頃、
3月の頭には、パスポートが切れると気づきました。
その頃は、特に「近々に海外への渡航歴がある人は要注意」と言った雰囲気でしたが、すでに「マスク、手洗い」にも注意喚起がされていました。
このタイミングでパスポートが切れるなんて…
気分は、ブルーに。
しかし、切れる前に手続きしないと、もっと面倒なことになってしまいます。
とにかく、さっさと申請を済ませるために旅券事務所へ。
あまりに人がいなくてびっくり! という感じでした。
取り急ぎ申請を済ませましたが、
今度は、更新したパスポートを取りに行かなくてはなりません。
いつから取りに行けるのかという日時の詳細は忘れましたが
半年以内に受け取らなくては、失効してしまうのです。
そうこうしているうちに、緊急事態宣言が出され、
旅券事務所も、すぐに渡航予定がない方は来ないように…と告知が。
本当にタイミングが悪すぎます!
いったいなんという「コロナ時代」だろうと…
現実をエスケープするために…(苦笑)
古き良き昔、「私の海外渡航時代」に想いを馳せて
心地よい気分に、しばし浸る時…
私の初めての海外旅行は、20歳の時、シンガポールでした。
その後、異文化や外国を知ることの素晴らしさに感動し、
毎年のように、あちらこちらへ。
ニューヨーク、イタリア、フランス、イギリス、香港、グァム…
ニュージーランドでは、1年間暮らすことに。
ニューヨークは、2度行きましたが、2度目は国連世界女性会議のNGOのメンバーとして参加しました。その時に英語の出来なさを痛感して
ニュージーランドに語学留学することに。
ニューヨークは、刺激的な街。何度も行きたい。
アメリカ全土にコロナが広がっており心配です。
イタリアも2回、訪れました。大好きな国です。2度目は、大学の博物館学芸員資格取得のための実習として、ローマにあるシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの修復画についての技術と理論を学ぶ、ショート留学でした。
あの愛するイタリアもコロナのダメージが大きかったですね。
ニュースを見るたびに胸が痛みました。
また、パリのノートルダム寺院では、荘厳なクリスマスのミサに参列したのですが、なんと火事になって焼失してしまいましたね。
あれも、これも…忘れられない思い出ばかり。
とても語り尽くせない。
あの時、あの国を訪れて本当に良かった。
また来られるなんて気軽に思っていたのに。
その瞬間、瞬間って大切で価値があり、
すべてに感謝したいと、今なら思えます。
今はすでに、なくなった風景。
そして、自由な渡航が難しい時代。
出国も入国も隔離が必要だったり…
とても良い時代に、自由奔放に海外へ行くことができ、
貴重な体験を沢山しました。
若い頃は、また行ける、いつでも行ける…と思っていましたが、
行けるタイミングは、実はそんなにない。
まずは、自分が健康であること、年を重ねるといつも調子がいいとは限らないのです。
また、両親も年をとります。親の入院や介護…など。
そして、予想もしないこのようなパンデミック。
外国へ行けるご縁があるなら、そのご縁を大切にすること。
それは、本当に大事なことで、ありがたいことだと痛感しています。
そして、6月、ややコロナが収まったように見えた頃、
ようやく、私は旅券事務所にパスポートを受け取りに行きました。
何冊目だろう? 4冊目ぐらいかな?
果たして、今から10年の間に海外へ行ける日が来るのかどうか、
わからないので、取りに行こうかどうしようか迷いました。
しかし、パスポートを持っていなければ、私の海外への道は完全に遮断されます。
自分からシャットアウトしてはいけないと思いました。
希望を持たないとね。
パストポートさえ持っていれば、きっとまた、隔離なんてされずに
簡単に行ける日が来る…そう信じたい。
この先の10年、また海外へ旅立つ日がありますように。
全世界の人が、自由に色々な国へ渡航できる日が、1日も早く来ますように。
コロナの終息を願ってやみません。