「利剣妙号」でコロナ退治!!

関西
コピーライター・セミナー講師
くすぐる大人の好奇心❤
松井 貴代

残暑、お見舞い申し上げます。

 

皆さま、どんなお盆休みを過ごされましたか?

 

今年は、コロナ禍でいつものような帰省ができなかった方も多いと思います。

 

地域によって、「GoTo!」だったり

「家にいましょう」という自粛だったり…

 

自己責任を問われる酷暑の夏。

 

 

さて、我が家では、高齢の両親がいますので、

昨年から熱中症の危険があるため

真夏のお墓参りは、取りやめていました。

 

それでもお盆は、檀家になっているお寺さんに

自宅まで来ていただき、ご先祖さまのご仏壇に

お参りをしていただいていました。

 

 

しかし、今年は、コロナウイルス感染防止のため

それもご遠慮させていだき、

家族だけで、ご仏壇に手を合わせるお盆に。

 

 

すると、先日、そのお寺さんから「利剣妙号」なるものが送られてきました‼

 

 

「利剣妙号」というのは、かの弘法大師が悪因縁を断ち切る事を願い、「南無阿弥陀佛」の字の端を剣のように鋭く書いたものです。

 

かつて、1331年、大地震に続く疫病により、多くの人が亡くなりました。

自然災害に疫病…まるで、今の社会のようです。

 

大昔ですから、科学的思考がない時代。

時世の災いは、すべて時の天皇の責任という捉えられ方がありました。

 

度重なる災いに、当時の後醍醐天皇が、責任を感じ、地に頭を付け、平伏しながら、全身全霊で「南無阿弥陀佛」と、念仏を唱えたと言われています。

 

 

この「利剣妙号」は、塗り絵になっています。

家族で気持ちを込めて色を塗りました。

邪気を払う七色を使って。

鋭利な書体がなかなかカッコイイ!

 

1枚は、ご仏壇に、もう1枚は玄関に貼りました。

 

今更ですが「南無阿弥陀佛」とは、「お釈迦さまに全てをゆだねます」という意味。

 

全てをゆだねることで、今を生きる私たちをお守りくださるのです。

 

苦しい時、それぞれが目の前のやるべきことを行い、

やりきればそれでいいのです。

あとは、ネガティブな思考は捨てる。

 

すべてをお釈迦さまにゆだねる、

この考え方は、とても癒やされます。

 

私は特に信仰を持っているということもないのですが、

仏教にこだわりたくない方は「宇宙にすべてをゆだねる」と、

気持ちがラクになります。

 

そういえば、コロナ退治の「アマビエ」も流行っていますよね。

この「利剣妙号」もコロナ退治のひとつとして

よろしければ、取り入れてみてくださいね。

 

新型コロナウイルスの終息を願って。

 

プロフィール
コピーライター・セミナー講師
松井 貴代
京都精華大学大学院人文学研究科修士課程修了。雑誌広告、情報誌、カタログ、Webサィトなど多数の仕事に携わり、ファッション、美容を中心に、女性のライフスタイルや多様性を提案する広告制作を行っています。フリーランスのコピーライター、またコピーライティングをレクチャーするセミナー講師として活動中。

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