「手巻きたばこ」はじめました……その2
30歳を前にして一度禁煙したのに、愛煙家のインタビューの仕事が回ってきたばかりに再び喫煙生活に逆戻りした僕は、それからキューバに葉巻の取材に行かせてもらって、ハバナシガーのなかでも高級品として知られる「モンテクリスト(1本2,500円ほど)」のプランテーション(農場)やハバナにある工場の取材などもし、ますますたばこ好きになってしまいました。
すでに欧米の先進国では、もう30年も前からシガレット1箱が1,000円ぐらいしていたのですが、日本もいよいよそんな時代がやって来ています。たばこは値上げされるわ、東京2020パラリンピック・オリンピック開催の影響で、都内では駅前の喫煙所も徐々に撤去され、それまで分煙で対応していたファミレスなども全面禁煙になったりして、愛煙家にはますます居心地の悪い社会になって来ました。
それはさておき、今僕の吸っている「アメスピ」は520円とかなり高くなりました。20本入りですから、1本26円の計算です。僕はかなりのヘビースモーカーですので、かなり経済に響きます。そこで僕が選択したのは、すでに完成品として売っているシガレットから葉っぱを買って自分でシガレットに仕上げる手巻きたばこに切り替えることでした。
今は手巻き用の道具が700円程で売っているので、誰でもすぐ簡単に手巻きたばこを巻けるようになります。ぼくは「マニトゥ・ゴールド」というバージニア葉を愛用しています。これにチャコール入りのフィルターを付けて、無漂白の茶色い紙で巻きます。1パッケージ780円の葉っぱで60本は巻けるので、1本13円になります。フィルターと用紙代は合わせても2円程度ですので、1本15円ほど。およそ半分の値段で、リーズナブルにたばこを楽しんでいます。「マニトゥ・ゴールド」は割と高級品です。安いものは同じ容量で500円ほど。これだと1本10円程度でたばこを楽しめます。