花を買おう!
東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ氏
前回に続き、いつになったら収束するのかわからない状況がまだまだ続いている。
様々なイベントの自粛に疲弊しているのは自分だけではなく、ましてや日本だけでもなく、今や世界中が疲弊しているようで、本当に早く事態が収拾しますようにと祈るしかない。
そんな中、私事だが結婚記念日を迎えた。
安くて美味しい居酒屋さんで少し飲もうということで待ち合わせをしていたのだが、夫はやってきてすぐに「はい」と可愛い花束を渡してくれた。嬉しかった。こういう時期だからこそ、優しい気持ちに和んだ。
ところで、卒業式や入学式など、春先のイベントにおける数々の自粛を受けて花の価格が下落しているそうで(娘の卒業式も御多分に漏れず中止になった)、農水省が家庭や職場での花の購入促進の取り組みである「花いっぱいプロジェクト」を行っている。
花というのは、なぜだか見ていて飽きない。木々や緑や空もだ。自然の色や形というのは、心にすっと入ってくるからか、人を癒す効果があるように思う。
どうしてもピリピリしがちな日々がまだ続きそうなので、特別な日でなくとももっと気軽に花を買って家に飾ろうと思った。
そういえば夜の散歩をしていたら、近所の桜の蕾が膨らみ始めていた。
春はもうすぐ。
プロフィール
ライター
かつらひさこ氏
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、6年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。