元気が出る行方不明
みなさん、結局、籠もってますか? 外に出ていますか?
学校の休校やテレワークの要請が始まってかれこれ3週間。
シネコンや美術館は行きづらい。ジムもプールも営業休止。自粛、自粛。。
体調に変わりがないものだから余計にストレスが溜まる。
「コロナ疲れ」ってやつですね。
テレビを付けたらマスク不足対策のひとつとして、どこかの研究者の人が
〝風通しの良い屋外なら感染リスクは低いので、人混みでなければマスクは外して歩いています〟と
おっしゃっている。
マスクしないで深呼吸がしたいなぁ。
というわけで、隣町の国営公園へ。
レジャーシートを敷いてノートとペンとスマホを出したら、ゴロっと日光浴。
コロナのあおりで一時中断となった仕事もチラホラあったりで、
傍らのスマホはうんともすんとも鳴りません。
聞こえるのは遠くの子供の声と、鳥のさえずり。実に静か。
そして世界中の誰も、わたしが今どこにいるか知らない。
カ・イ・カ・ン ! 気持ちのいい行方不明。
携帯電話も珍しかった頃は、こんなふうに職場をするっと抜け出して
ときどきロストしていましたっけ。(当時の上司と同僚、ごめんなさい。)
最適なのは、少し仕事に煮詰まっていて、打ち合わせの予定が無い、晴天の日。
動静ボードに「資(資料さがし)」と書いたら、ためらわずに決行。
行き先は決めていなくてもよい。海だったり、河川敷だったり、
夏場は屋外プールにも行きました。
良心の呵責もあるのでときどきは仕事のアイデアをノートに書いたりします。
でもまぁ、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ。
今でも実は、年に数回。
むしろ昨今のほうがスマホでリカバーできる事が増えたので、
仕事仲間に迷惑をかけずに隠密行動を楽しみやすい、とも言えます。
写真は上から順に。近年やった楽しい行方不明の自供をいくつか。
『鵠沼海岸から眺める早春の江ノ島』
『夏のお台場海浜公園で食べる焼きそばパン』
『先日、3/19に出かけた池袋東武デパートの屋上広場』
そして冒頭の『廃墟のような上野駅17番線ホーム』
(上野東京ラインの完成でほとんど使われなくなり、日中でも人影はまばら。
ホームの端には東京では幻ともいえるホーム上の喫煙所があります)
etc. あとは秘密。
気ぜわしい毎日が戻ってくる前に人けのない何処かへ。
繋がれる時代だからこそ、誰とも繋がらない時間が大好きです。