⭐コロナに負けない!『緊急小口資金(特例貸付)』(受付延長中)

東京
コピーライター
番外編 : お金のこと その1
コジマカツヒコ

NEW 12月】

新型コロナウイルスの影響による特例貸付は、

「緊急小口資金」「総合支援資金」ともに

受付期間は2021年3月末まで延長されています。

https://corona-support.mhlw.go.jp/index.html

 

 

NEW  本記事の続編 コロナに負けない!『お金のサポート10選』をアップしています。

「緊急小口資金」に続いて申請できる毎月20万×3ヶ月の「総合支援資金や、

自宅兼事務所でも申請可能になった「家賃支援給付金」 など、

今すぐ手続きできる「国や自治体の10コのサポート」をご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

 

 

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みなさん、手元のお金、大丈夫ですか?

 

好奇心も新発見も、お金が無ければモチベーションが下がる。

 

新型コロナウイルスの影響で、進行中の案件が延期になった。中止になってしまった。

そんなクリエイターの方がおそらくたくさんいらっしゃると思います。

 

テレビや新聞では条件つきで30万円(または一律10万円)、中小企業や個人事業主には

最大100万円などなど、連日議論が交わされています。

 

最終決定は4月24日頃とのこと。もう少しだけ先ですね。どうなるんだろ。

 

それらとは別に、今すぐに手を打てる救済制度「緊急小口資金(特例貸付)」をご存じでしょうか。

 

後輩のフリーランサーに話を振ったら「それ何ですか?」と返されたので、今回は散歩企画を中断して

レポートしてきました。参考になると幸いです。

 

 

【緊急小口資金(特例貸付)って何?】

 

簡単に説明すると、

●新型コロナウイルスの影響で収入が減ってしまい、

●生活を維持するために一時的なお金を必要としている世帯主へ、

●個人事業主なら20万円まで(その他は10万円まで)を、

●金利ゼロ・保証人ナシで2年間お貸しします。

●返済は1年後から分割でOK。

という救済制度です。

 

「緊急小口資金」自体は以前から存在していますが、新型コロナウイルスの影響拡大により、

貸付条件を大幅に緩和して「緊急小口資金(特例貸付)」の名称で3月25日より貸付がスタートしています。

令和33月まで申請期限が延長されています

 

 

【ともあれ、地元の社会福祉協議会へ行ってみました】

 

緊急事態宣言が発令された翌日、4月8日(水)の朝のこと。

ネットの情報をまとめるだけもナンなので、申請の窓口となる地元の「社会福祉協議会」に

電話をしてみました(私の事務所は東京都下、23区外にあります)。

 

一度お話を聞かせてほしいとお願いをすると、相談だけでも可能ですよと言っていただけたので

その日の午後に30分ほどお邪魔することに。

 

夕方、社会福祉協議会へ。対応してくださった窓口の方はアラフォーとお見受けするイケメン。

急なお願いをお詫びすると、にこやかに

「今日は午後に1件しか相談が入ってなかったので大丈夫です※」とおっしゃってくださいました。

(※4月8日時点の状況。現在、市区町村により混み具合がかなり異なるようです。ご留意ください。)

 

 

以下、窓口の方から教えてもらったお話をもとに、気になる点をまとめました。

 

 

【超実践  申請の要点とクリエイターが承認を得るコツ】

 

?手続きができるのはどんな人?

新型コロナウイルスの影響で収入が減ってしまった「世帯」。個人ではなく世帯として勘定します。一人暮らしでもOKです。

また個人事業主(フリーランス)のほか、会社員であっても学校等の休業により影響を受けている方はOKです。

 

?いくら貸してくれるの?

個人事業主(フリーランス)と、学校等の休業により影響を受けた方は最大20万円まで。その他は最大10万円まで。

 

?減収に一定の線引きはあるの?

ありません。今年の1月以降に収入が下がった「生活維持が困難になりそうな世帯」です。

 

?返済はいつから?

借りた1年後からスタート。返済期間は24カ月。利子は発生しません。保証人も不要です。

 

?申請からお金の貸付までどれくらいかかるの?

市区町村により社会福祉協議会の混み具合がかなり異なるので、正直、目安は出しづらいようです。

4/8の時点、筆者の暮らす東京23区外の町では「申請日+銀行の5営業日」、

つまり「申請から1週間後に入金が目安」と教えていただきました。

 

?申請に必要なもの(東京都の場合)

①本人の確認書類( 健康保険証、運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等 )

②住民票の写し(世帯全員が記載された発行後 3 か月以内のもの) 

③預金通帳(申込み当日までの記帳を行うこと) 

 A 新型コロナウイルス感染症の影響で減収したことが確認できる通帳 

 B 税金・社会保険料・公共料金等の支払いが確認できる通帳 

  ※通帳で減収や税金等の支払いの確認ができない場合は「日常的に入出金を行っている通帳」 

    および「給与明細等の収入が確認できる書類」が必要。 

④銀行印(市区町村により印鑑証明が必要な場合もあり)

 

?紙の通帳が無い場合は?

ネットバンキングに切り替えている方は、入出金明細をプリントアウトしたものでも申請できます。

ただし、窓口でスマホからネットバンキングにアクセスし、スマホの画面とプリントアウトした紙を

照らし合わせて確認する必要が生じます。

 

?新型コロナウイルスの影響による収入減をどう証明するのか?

①「今年1月以降の入出金明細(特に入金額)」を見てもらい、

②その上で「仕事の中断やキャンセルなどを証明できる書類またメールの出力」があれば

それで証明されたことになります。

 

?「口頭での発注」が多いので、上記の書類もメールも存在しない場合は?

仕事の依頼はほとんど電話。なので「あったハズの仕事が消えた証明」ができない?

クリエイターにありがちな悩みがコレです。入出金明細のみだと「うーん、わずかにグレーかも」とのこと。

ただ「緊急事態なのでヒアリングでもできる限りケアしたいと思っています。とにかく相談してほしい」と

窓口の方はおっしゃっていました。

いま手元に既存の書類やメールが無いならば、仕事の発注先に支援策を受けるためであることを

説明して仕事の中断やキャンセルの経緯を一筆記したメールを送ってもらうと良いでしょう。

その出力を持参すると入出金明細だけのヒアリングよりも話がスムーズに運びます。

 

?2019年度分 確定申告書の控えは必要?

必要書類として記載されていませんが、フリーランスの方はぜひ持っていくべきとのことでした。

なぜならフリーランスは毎月の収入が一定していない人が圧倒的だからです。

今回確認されるのは基本的に「今年に入ってから直近2~3カ月の減収」です。

ただ、確定申告書の控えを見せることにより、昨年対比で現在の減収を示すことができます。

帳簿もあれば持参してください。昨年比で月々の減収をより明快に証明できます。

 

?申請の承認・非承認は教えてもらえるか?

東京都の場合は郵送での通知や電話連絡はしないそうです。承認の場合は予定日(約1週間後)に

口座にお金が振り込まれます。申請から10日を過ぎても入金されない場合は非承認とのこと。

他の県だと振込日の前後に通知書が届くところもあるようです。

 

?お金を借りるにあたって、信用情報機関との照合は発生するか?

クレジットカードやローンの申し込みとは異なり、信用情報機関への確認はありません。

なので信用情報機関の個人データに今回の借り入れが上書きされることはありません。

(※ただし現在多額の借り入れがある方は審査を通らない可能性があるそうです。)

 

 

以上、ざっくりとまとめてみました。

 

取材をしてみて感じたのは、「直近のお金は大丈夫、でも夏以降が少し不安」

そんなクリエイターの方にもおすすめできる制度だということ。

 

手元のキャッシュをいったん増やしておくと、そのぶん安心感も増しますからね。

 

気になる「合格率」ですが、4月4日時点の速報値では

1万8,900件の申請に対して支給決定は1万3,686件。約72%の方が承認されてるようです。

(NHKの参考記事: https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200410/k10012379531000.html

 

 

申請される方は下記リンクをごらんになって、自分の市区町村の「社会福祉協議会」へ、まずは予約の電話を。

【全国社会福祉協議会ホームページ】

https://www.shakyo.or.jp/coronavirus/shikin20200324.pdf

 

*本レポートは4月13日に作成したものです。今後、条件などが変更される場合もあります。

*文頭にある個人事業主への「持続化給付金(最大100万円)」「国民健康保険料の減免」についても

 リンクを張ります。活用できるかぜひご確認ください。

 

●持続化給付金(4/13発表のPDF)

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin.pdf

●国民健康保険料の減免(4/8発表のPDF)

https://www.mhlw.go.jp/content/000620361.pdf

プロフィール
コピーライター
コジマカツヒコ
30数年前、マスコミ電話帳を片手に「使ってくれませんか?」の電話勧誘を繰り返し「ゆ」のページに書かれていた制作会社に潜入。流通やメーカーのハウスエージェンシー、広告代理店を経て独立。得意領域は流通小売・メーカーの広告や販促ツールいろいろ。趣味は水泳と愛猫の育成、お酒と無駄話。2020年は必要以上の体力がほしいです。

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